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2019年03月03日|お知らせ


2006年11月30日(木) 

北海道のばんえい競馬が廃止になることについて。

午前5時15分起床。浅草はくもり。

今日はJAL1865便 東京羽田 9:05発 → 鹿児島 11:00着で飛び、人吉へ向かうので、朝は例によってバタバタしているが、気になっていたニュースについてひとことだけ書いておこう。

それは、北海道のばんえい競馬が廃止されるということである。

私はギャンブルは己の人生だけで十分だ、と考えている人なので、競馬も、競輪も、競艇も、パチンコさえもしない。つまりばんえい競馬はよくしらない。

しかし、またひとつ公共事業という産業が消えていくのを目の当たりにするのはなにか寂しい。(ばんえい競馬の開催地のひとつである岩見沢市は、私にとってパトリも同然のところだし……)。

これを単なる不採算事業の廃止と考えてはならないと思う。つまりこれは、「公共事業という産業」のご都合主義的終焉(つまり「開発主義」のご都合主義終焉)の象徴であるように(私には)思える。つまりこれが、福島、和歌山、宮崎の事件と時期を同じにしているのは、けっして関係なくはない、ということだ。

そして11月地域経済動向をみれば、北海道だけが下方修正されている。その原因は道内の生産は携帯電話向け電子部品や紙・パルプが堅調だったものの、公共工事の受注減から窯業・土石、金属製品が減少したためだとされているが、北海道(に限らず地方)の開発主義の、(国の)ご都合主義的なハードランディングが、いよいよ顕在化(見える化)してきたのだろうと思う。

これが終焉であり、独り立ちが世論なのであれば、ここは腹を据えたいところだけれども、道州制は中途半端に骨抜きで、ただどうしたら既得権益を少ない予算で保てるかでしかない。予算もないのに中央官庁はその既得権益を手放さない。どうすれば疲弊しきった地方が元気になるか、どう住民の暮らしをよくするかの視点がない。

こうして北海道(にかぎらず地方)の、独り立ち(開発主義の終焉)は、お金がない、で不採算部門を切り捨てる手法に終始していくのだろう。それは創造的破壊でもなんでもないだろう。

ということで、今朝はここまで。

投稿者 momo : 2006年11月30日 05:57 : Newer : Older

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