どぶろく
昨晩(12月25日)は岩手建協広報IT委員会の忘年会で盛岡市菜園の網玄へお連れいだきどぶろくの夕餉だった。
とは言ってもこのどぶろくが網玄自家製であるわけはなく(そんなことしたらお縄である)製造元は菊の司だ。しかし市販品ではなく網玄のご主人がわざわざ菊の司に頼んでつくってもらったものであることで網玄オリジナルなのである。つまりこれ網玄でしか飲めない。(たぶん)
アルコール度は19度以上20度未満と普通の日本酒に比べればずっと強い。しかし飲んでみると恐ろしいほどに呑口がよろしくうまい。まるで甘酒を飲んでいるかのようにスイスイといけてしまうのが怖いのである。
そして菊の司で使っている水をチェイサーとして出していただいたのだが、この水がまたうまいのだ。恐るべし菊の司なのである。
貝鍋
網玄はいきなりメインを出してくる。この日の「どうだうまいだろう」は貝鍋であった。 だし汁でホタテ、ハマグリ、アサリ、アワビを炊き、そこにセリやキノコ類白菜等の野菜、豆腐かまぼこを入れ煮ながら食べる。
これは野菜を水菜にすれば貝のハリハリ鍋であって、関西ご出身と思われる(つまりは上方のことばを使われる)ご主人ならではの創作鍋だなと思うし、ハリハリ鍋がパトリであるあたしが嫌いなわけはない。
この鍋はおじやを楽しむための過程であることはみんな知っている。けれども網弦はおじやまでの道のりは遠いのだ。この後に容赦なく、まるで親の仇がごとく必殺技がこれでもかと出てくる。そしてそれが、またしてもうまいものだから、ついつい食べ過ぎてしまう。味噌焼きおにぎりまで出てくるのだ。それからようやくにおじやなのである。あたしは飲むと食べない人だっのだが、最近反省することが多く、なるべく飲みながらでも食べることにはしている。しかしこれは絶対に食い過ぎである。
酒肴
刺身はツブの肝がうまい、白子(きく)のてんぷらはおつ。生牡蠣とナマコは黙って食う。
馬刺しはにんにく味噌を醤油にといで食べる(会津馬刺し系だ)。そしておじや。
網玄 (あみげん) (居酒屋 / 盛岡) |
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