桃知商店よりのお知らせ

マルミ佐藤商店(はこだて自由市場)の筋子で炊き立てのご飯をたべること。

マルミ佐藤商店の筋子
マルミ佐藤商店(はこだて自由市場)の筋子


午前7時起床。浅草は晴れ。今朝はマルミ佐藤商店(はこだて自由市場)の筋子で炊き立てのご飯をたべた。正月三日の朝食はこれにしようと昨年末からきめていたのだ。そしてこれが先に書いた今うちにある筋子二強のもうひとつである。昨年の暮れ岩見沢の奈良さんからいただいたものだ。

それは小振りの粒で非常に美しい姿をしている。なによりも色が美しい。そしてひとくち手まり筋子がドリップを極限までなくそうとしたものなら、この筋子はドリップ感を許す。許すといってもご覧のとおりドリップなどないのである。粒はしかりしている。けれどもご飯の上にのせたら自然にドリップは生じる。ご飯の上に薄いピンクの輪ができる。それは無限小のようなものでゼロよりは大きいけれどゼロに限りなく近い、けれども「ない」のではなく「ある」のである。玄妙だなぁ。

マルミ佐藤商店(はこだて自由市場)の筋子と炊き立てご飯
自然と生まれるピンクの輪

しかも生臭さはない。おにぎりにしたら世界最強といってもいいだろう。なのでこれは邪道かもしれないが私の一番好きな食べ方は、ご飯の中央に穴(縦坑)をあけそこに一口大の筋子を入れてまたふたをしてやることなのだ。

ご飯に縦坑を掘り筋子を埋める

待つこと2分、ピンクの染みがじわじわと周りのご飯にできる。そのタイミングを見計らって漠々と食べるのである。ということで今朝はこの筋子でおにぎりをつくった。もちろん今日のお昼に食べるのである。

Comments [3]

No.1

おせちに飽きたら、筋子+ご飯という
シンプルなものが食べたくなるのですよね。

それにしても師匠!浅草に居ながら
北海道名産の筋子、それも逸品ばかり羨ましい
かぎりです。

まあこれだけ誉められれば、送り主も喜ぶ
でしょうし、また来年も送りましょうという
気にもなりますよね。

以前、四国の知人に筋子(それなりの物)
を送ったら、焼いて食べたようでした。

No.2

>ryogoさん

本年も宜しくお願いいたします。

私の正月は普段より質素になるのですが、最近は益々それに拍車がかかってきましたね。歳とってきたからでしょうかね。それにその質素の方が私的には〈ハレ〉だったりするのでわけがわかりませんわ。(笑)

>まあこれだけ誉められれば、送り主も喜ぶ
>でしょうし、また来年も送りましょうという
>気にもなりますよね。

いやね、これはテクスト狂の私ができる唯一の贈与(お返し)だと思っているわけです。なのでわざわざカテゴリに「いただきもの」をつくっているのでして、いただいたもの(というかこの世にあるもの全てのモノ)を私の意識のネットワークで捉えたいのですよ。しかしそんなことは無理に決まってはいるんですけれども、まあそういうつもりで対象をみつめて書いていると自ずと送ってくれた方への感謝の念が湧き出てくるのじゃないのかと考えているわけです。
しかし焼いた筋子っていうのは考えただけで駄目ですね。(笑)

No.3

なるほどー!送ってくれた方への感謝の念ですか!
さすが我らが師匠!

先ほど自社のブログに投稿した「久保田」も
いただきものでした。

後ほど追加で書き込んでおきます。

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