アサヒスーパードライ スチール缶
昨晩はUSANな方々の新年会があり、代々木3丁目の代々木倶楽部まで出かけた。(USANな集いは何年ぶりだろう。4年ぶりぐらいだろうか)。
代々木倶楽部は、新日鐵の研修センターで、元新日鐵の寮(だったらしい)。レストランやバー、個室宴席は一般開放されている(たぶん)。なので乾杯はいきなりスチール缶の缶ビールなのである。
スチール缶の缶ビールは、ずっと以前に、盛岡で見たきりだったと思う(新日鐵釜石だな)が、こういうこだわりは、缶ビールという無粋なものを、一挙に粋なものへと昇華してしまう。
代々木倶楽部伊勢海老活造り会席
この日の料理は、伊勢海老の活造り会席。これが予想(つまり研修所というあたしのイメージ)を大きくつがえす、本格的な、しっかりとしたものだった。
菊日鐵
となれば、これはビールではなく、日本酒をやるしかないわけで、あたしは最近の嗜好で燗酒をいただく。
が、幹事さまより、「菊日鐵」(兵庫)なる(たぶん東京では)ここでしか呑めないだろう(というか新日鐵の接待を受けた方しか呑めないだろう)という、いかにも第二次産業的な、富国強兵的な、開発主義的な名前をもつ大吟醸をおすすめいただく。
これが目の前にあらわれたときには、冗談としか思えなかったのだが、こういう冗談のような裂け目をもって客をもてなす術を、この鐵だらけの会社さんは持ち合わせておられたのだろう。こういう腹の据わったあそびのセンスは、いまや絶滅種に近いわけで、あたしは大喜びしてしまったのだ。
それはズレだけの存在であるわけもなく、流石は大吟醸、呑口、喉越しともたいへんによろしい。なので、例によって、がんがんと呑んだのはトーゼンである。
近況報告はプレゼンテーション
そして、呑みながらだろうが、食べながらだろうが、プロジェクタを使って近況報告をしてしまうのが、流石にUSANな皆様なのである。
みんなそれなりに歳をとり、生きる環境もかわってきたけれど、それぞれにdigital野郎として活躍される様をみれば、あたしにもその陽気は鐵塵のように舞い降りてくる。そんな鐵だらけの夜。
またおあいいたしましょう。そして、幹事さま、ありがとうございました。多謝!
代々木倶楽部
渋谷区代々木3丁目59-9
03-3370-3141
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