午前8時30分起床。浅草は晴れ。昨晩しっかり呑んだせいなのか、寝覚めに、「へんな顔ね」と家人から言われる。顔にハリがあるそうで、それは浮腫んでいるというわけでもないらしい。
昨日の昼餉(ランチ)は、1丁目のクロープクルアに出かけ、カオ カ ムーを食べる。家人は、カオ パット マン ガイ ヤーンを食べる。
カオ パット マン ガイ ヤーン
タイスタイルの、チキンライスBBQチキン添え
毎朝、(日本の)ご飯をしっかりと食べる生活をしていて、時にタイ米を食べると、タイ米のうまさがよくわかる(これを〈差異〉という。食べもしないで「タイ米は…」などというのを〈対立〉という)。
この米は単独であることを好まない。たとえば豚を煮た汁の、たとえばBBQソースの、そういう「おかず」から染み出したようなものがまとわりついたときのタイ米はすさまじい。
そのすさまじさの前には、豚肉も鶏肉も主役ではなくなり、ただ、香味野菜、ハープが、絶対の存在でありながらも、米の中に姿を隠すのである。
それが、天丼の、うな重の、と違うのは、言語的な国境があるのと同じことだが、料理が言語よりも簡単に国境を越えてしまえるのは、味覚の会話というものの根底には、人類的な(類としての)共通言語があるからだろう。
クロープクルア (タイ料理 / 浅草)
★★★★★ 5.0
台東区浅草1-33-4 斉藤ビル2F
03-3847-3461
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