桃知商店よりのお知らせ

ぬる燗でぬる燗。(観音裏:浅草3丁目)

群馬泉
群馬泉


午前6時20分起床。浅草はくもり。土曜の夜、呑み友達の鉄蔵さんと、3丁目のぬる燗で呑んだ。ちょっとばかりはやくついたものだから、店は開いてなかったので、弁天で軽く呑んで時間を潰す(蕎麦屋文化はありがたい)。

ぬる燗は3丁目に住んでいたときは、それこそすぐ近所だったのでよく通った店だ。けれど4丁目に引っ越してからは今回が初めてになる。直線距離なら200mぐらいのところなんだけれど、最近のあたしの日常(近所)は、南(浅草寺)じゃなくて、どうしても北(吉原)に向いてしまう。

莫久来ぬる燗では、鉄蔵さんは焼酎、あたしは日本酒。ぬる燗でぬる燗なのである。お任せで燗をつけてもらったら、群馬泉という酒を出してくれた。うまい酒だね。燗の具合も丁度よい。

酒肴に莫久来(ばくらい:ホヤの塩辛)があったりして、呑兵衛ごごろをくすぐるような小技も持っているが、この店を特徴付けているのは、なによりも客をほっておいてくれる店であるということだ。

客に注文以外のコミュニケーションを要求しない(つまり店主もおかみさんも余計な愛想を振りまかない)。それは店の空気として客に伝わることで、どんなに混んでいようが、自分(たち)だけの空間をつくれるようになっている。

ひとりでカウンターでため息をつきながら呑むのもいいだろうし、好いた女としっぽりとこあがりでやるのもいいだろう。同僚と上司の愚痴を言いながら呑むのもいいだろうし、悪党的に悪事の段取りなんていうのもありだ。

つまりそういう時空を楽しむには、ひとりかふたりで呑むのであって、子供の遊び場的なコンパとかには絶対に向かない。そういう店である。
[浅草グルメマップ]

ぬる燗 [ 居酒屋 ] - Yahoo!グルメ
東京都台東区浅草3丁目4-4
03-3876-1421


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Comments [2]

No.1

土曜日はどうもありあとやんした。
拙の膝がちょっとだけ写ってますな。

さて、3大珍味ですが合ってたのはカラスミだけであとはウニとコノワタだそうです。ウニは珍味というにはだいぶ一般化しましたね。

そういえば日曜日に九州出身の友人の家に呼ばれて飯を食いましたが焼酎界の3M(すりーえむ)を一度に飲むという贅沢をさせてもらいました。

○尾、○王、○伊蔵 が正解ですが○にはそれぞれ違う漢字が入ります。
3大○○というのは調べると面白いですね。

また、飲みましょう。

No.2

>鉄っつぁん

うちに、○伊蔵が一升、封も切らずにありますが、次回は児玉あたりで、これでやりましょうか。

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