さくら納豆―納豆入り馬肉のユッケ
熊本の人たちは納豆をよく食べる。
午前7時起床。浅草は雨。今朝は山鹿での夕餉のことを書こう。2008年3月22日の夜は山鹿市管工事業協同組合の皆さんと、割烹よこてでのご一献だった。
よこては約2年ぶりなのだが、この店は本当に"うまい"店なのであって、あいかわらずに地元の皆さんで賑わっていた。本当に素晴らしい。
熊本は馬肉の王国であり、あたしの知る限り日本最強の馬肉食い文化圏である。馬肉をユッケ状にして、それに納豆を混ぜ合わせるさくら納豆なんぞ、一朝一夕に出来上がるわけはない。たとえばライバルの会津馬刺しにこの感覚はないだろう。
定番の馬刺し(霜降りと赤身)
辛子レンコンと肥後揚げ(納豆いり)
たとえば辛子蓮根である。レンコンの穴には辛子味噌が入っている。それは強烈に辛い。しかしその辛さに、出入り自由の味噌のうまみが行ったり来たりすることで、よこての辛子レンコンは複雑なのだ。その複雑性が揚げ立てで出てくるのであるからたまらない。あたしは熱い辛子蓮根というものをこの店で初めて知ったのだ。
そして、熊本のパトリフードであるひともじのぐるぐる。今回は、組合の石原さんのつくったひともじを、よこてがぐるぐるしてくれた。歳をとったせいなのだろうが、こういうもので酒を呑むのはうまい。そして馬刺しも、霜降りよりも赤身の方がよかったりするあたしがいるのだわ。w
Comments [2]
No.1ryogoさん
「ひともじのぐるぐる」の正体は葱だったの
ですか?!
一瞬なにかの生命体の料理かと思いました。
馬刺しも旨そうですが、共食い的存在で中々
食べれません(経済的な理由もありますが)
No.2momoさん
>ryogoさん
そうですね。あたしらかすると葱、わけぎ、あさつきと云ったところでしょうか。
あたし的にはかなり好みではあります。
馬肉は、そうでしたね。(笑)
いつ行っても熊本の馬肉食い文化には唸らせられます。
今度、浅草で馬肉を食べませんか。
浅草にもあります。
"けとばし"と呼んでます。