これはハードな一発で、とてもあたしには食いきれない。ほんとはラーメンを食べるつもりなんぞこれっきしも無かったのだ。なにしろ今日の昼餉(ランチ)はホテルライフォート札幌で五目あんかけラーメンを食べたのである。小腹が空いたとはいえ、午後4時ちょっと過ぎにまたラーメンを食べるのは、年寄りのあたしには自殺行為でしかないのである。
しかしだ、北海道ラーメン道場の前を通ったら「白ホルモンラーメン」だもの、反則なのである。あたしゃ催眠術にかかたかのように店内に入ってしまったわけだ。
オーダーしたのは当然の塩ホルモンラーメンで、それは運ばれてきたとき、山口家のたんめんと同じにおいがした。それはピーマンのせいで、ピーマンに限らず、野菜がこれでもかと入っているのは、ホルモンなんかでラーメンをつくったせめてもの罪滅ぼしだろう(たぶん)。
豚骨塩スープに黄色い北海道らしい麺、しっかりしたホルモンが3,4片(このホルモンはうまかった)。それに煮卵。あたしは苫小牧ラーメンの定義も知らないし、苫小牧でラーメンを食べたこともないので、これが苫小牧ラーメンです、といわれれば、「はい、そうですか」と答えるしかないのだけれども、これは正直あたしには過剰過ぎたな。午後10時を過ぎてもまだ腹が空かない。なんだんだこれは。
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北海道ラーメン道場
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