民主党を離党して新党「改革クラブ」に参加する意向だった姫井由美子参院議員が29日夜、民主党本部で緊急の記者会見を行い、改革クラブ参加を撤回し、今後も民主党にとどまる考えを表明した。
姫井氏は離党撤回の理由について、「新党は、自民党による民主党切り崩しの受け皿だとわかった。自民党に近い新党への参加は『自民党に対抗する民主党の候補として、私を支持してくれた有権者への裏切り行為だ』との指摘も受けた」と説明した。 from 姫井由美子参院議員、民主離党を撤回
姫井由美子さんというのは、あたしと同学年であるから、「オバサン」若しくは(江戸時代なら)「大年増」と呼ばれていいわけで、いくら名字が「姫井」だからといって、「姫」と呼ぶのはどうかとは思う。
姫の虎退治などと騒がれた時には、ウルトラマン的な超人性、正義の味方を本人も感じたのかもしれないが、今の政治家というのは良くも悪くも等身大なのである。
しかし政治家となる人は、どこかに思想信条の欠片ぐらいはあるものだが、この人はそれがない。しかしそのことで、TV村的に期待を裏切らない人なのだと思う。
今回の民主党離党、新党「改革クラブ」参加のどんでん返し的結末も、前時代のプロレス的なのであり、多くのTV村の住人の期待を裏切らなかった。
それは思想信条がないからこそできることなのであって、この思想信条の無い人に振り回されている政治家の皆さんの姿をみて、あたしはなにかしらのカタルシスさえ感じていたりする。w
姫井さんは生来の迷惑な女なんだと思う。今回の最大の被害者は、姫井さんが参加しないことで、「国会議員5人以上」とする政党助成法などの政党構成要件を失った「改革クラブ」だろうが、まあ、民主党も、姫井さん本人も得はしていないわけで、つまりは「さげまん」なのだろうな。(自民党的にはどうなのだろうか)。
あたしはこの人に、なんら政治的なものを期待するものではない。しかしこの手のドタバタは(在任期間中は)どんどんやっていただきたいと思っている。税金使ってドタバタやってもらって、あたしゃかまわない。この人の存在価値というのは、本人のドタバタ故に表出する裏側なのである。
裏側とは「他人に迷惑を掛ける」ということであって、迷惑を掛けられた人は、つい何かしらの本音を漏らす。それをゴシップ的に楽しむのはTV村的政治の楽しみ方なのである。しかしそれをやられて困るのは民主党なのであって、たぶん在任期間中は(実質)飼い殺しなんだろうな。