桃知商店よりのお知らせ

地域再生フォーラムⅤの開催趣旨を書く。(空知建設業協会)

午前7時起床。浅草は晴れ。頭痛のする日。明日の桃組勉強会&新年会のお申し込みは本日迄。

さて、3月10日に行われる、空知建設業協会 地域再生フォーラムの開催趣北大大内東教授を囲んで旨を書いた。それは毎年恒例のものだが、今回のフォーラムは、北海道大学大学院 情報科学科教授の大内 東先生を特別講演にお迎えしてのものとなる。

大内教授とは先月28日に初対面したのだが、その時教授が言われた言葉は強烈だった。曰く

建設業界は理論武装が出来ていない。

建築学会、土木学会というものは、技術的なことばかり考えてきたのだろうが、いざこういう時代になったとき、なぜ建築や土木やつまりは公共事業が必要なのかを語れない。


まさにいわれる通りであって、公共工事という産業は技術力を上げればなんとかなるかのような仮定(というか正解の思い込み)で動いてきた。しかし効率性をいくら追求したところで、それ以上のスピードで経営環境は悪化するのだからお手上げなのである。

私とは 私と環境のことであるそしてもしこの環境を救わないなら私も救えない(オルテガ・イ・ガセット) 

あたしはこのオルテガ・イ・ガセットのフレーズを下敷きにして『桃論』という本を書いた。それはまさに大内教授のいわれる理論武装の必要性を書いたものだった。この理論武装の必要性というのは「情報」というものを考る者の共通認識なのかもしれない。しかしそれが公共工事という産業にほとんど理解されなかったことは言うまでもなく、だから大内先生に建設業は理論武装が出来ていないと言われている。

ということで以下開催趣旨。

ソラン米国発の金融危機に端を発した世界的な大不況は、輸出中心に好況を謳歌してきた大企業ばかりか、グローバル経済では「負け組」といわれてきた地方経済にもさらなるダメージを与え続け、その終わりはまだ見えていません。

長い間、地域経済と雇用を支えてきた公共事業と地元の建設業界、そして地域経済は、公共事業の削減に消費不況が加わるというかつてない危機的な状況を迎えています。空知もその例外ではなく、官も民も区別なく極めて厳しい経営状況にあります。

しかし、いかなる状況下であっても、社団法人空知建設業協会の会員企業は、地域のみなさんが、安全で安心して暮らしていくために必要な社会資本整備の担い手、地域経済の担い手として、不断の努力を傾注するとともに、豊かで潤いのある地域づくりに向け、会員が一丸となって取り組んできました。

その取り組みの一環として、空知建設業協会では、2003年度より地域のみなさんと一緒に地域再生について考えるイベントとして「地域再生フォーラム」等を開催してきました。本フォーラムは過去6回の「地域再生フォーラム」「地域再生セミナー」の内容を引き継ぎながらも、建設業にとどまらず、これからの空知のあるべき姿を広く求めながら、地域の皆さんと共に「われわれ」の手でできる地域再生の道を考えようとするものです。

Comment [1]

No.1

今年はどんな刺激を与えていただけるのでしょうか。

3/10は他のスケジュールとブッキングしていますが、もちろんこちらが最優先です。(笑)

大内教授の話はもちろんですが、桃知師匠の奥深~い?話に大いに期待しています。

今から楽しみにしています。

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