桃知商店よりのお知らせ

UENOのUYENO。(HARD ROCK CAFE UYENO-EKI TOKYO)

HARD ROCK CAFE UYENO-EKI
HARD ROCK CAFE UYENO-EKI TOKYO with VQ1015 Entry


上野駅
上野駅 with VQ1015 Entry

このふたつの写真(の中の文字)が指し示している場所はどちらも上野駅である。しかし片やUYENO-EKIであり、片やUENO STATIONであるのは何故なんだろう。横文字も日本語に触れたとたんに曖昧になるということなのか。

それともなぜ「円」はENではなくYENなのか。以下日本銀行の説明※1

Q:円のローマ字表記を「YEN」としているのはなぜですか?

A:明治 5年(1872年)発行の政府紙幣「明治通宝」のほか、日本銀行が発行したお札についても、明治18年(1885年)の初めての発行以降すべて円は「YEN」と表示されています。

 「円」を「EN」でなく「YEN」と表記している根拠は、はっきりとしていませんが、以下のようなさまざまな説があります。

 (1)発音上の理由
 「EN」は外国人が発音する「エン」より「イン」に近いものになるとして、子音Yをつけて「YEN」としたのではないかとの説です。ちなみに、幕末日本を訪れた外国人の記録には、「江戸」を英語で「YEDO」と表現したものがあります。

 (2) 諸外国の語句との区別
 「EN」は、オランダ語では「~と」、「そして」の意、スペイン語、フランス語では「~の中に」の意を持つ、よく用いられる語であるため、これらと同じ表記を回避したとの説です。

 (3) 中国の「圓(ユアン)」からの転化
 中国の「元」紙幣は、表に「〇圓」、裏に「YUAN」と表示されていました。これが「YEN」に転化したとの説もあります。

※注記

Comments [2]

No.1

Hakoneに行ってくれ、とタクシーの運転手に言ったらまったく通じなかったとこぼす海外からの旅行者。理由はその人はアメリカ人でHakoneをヘイコーン、と発音したから、という小話があります。

ローマ字は便利ですが音的には英語とはずれています。
英語圏の人はUenoは(強いてカタカナ表記をすれば)ウイーノと発音することになるかと。英語に「エ」に近似した音がないように思われます。takeのように「エイ」かtechのような促音に近い「エっ」というもの。なのでちゃんと発音しましょう、という親切なガイドブックはUeno【woo-eh-no】と近い音の英語(の部品)を示したりします。

そういうわけでUyenoという表記は英語圏の方に実際の音に近い発音をしてもらう工夫なのでしょうね。

まったく偶然なのなのですが今日江東区にある前川製作所という会社のサイトを見ていたら英語の表記がMAYEKAWAとなっていました。海外展開しているこの会社 MAE=マエ と読む人が皆無だったのでYを足したのでは、と勝手に想像してしまいました。

No.2

>鉄蔵さん

お久しぶりです。
これはなんだかわからない。けれど面白い。たぶん鉄蔵さんの言うように発音の問題からの表記なんでしょうね。

この手の表記に関するちゃんとした考察は皆無かもしれず、だれかやってくれないかなと他力本願で思っています。(笑)

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