JAL1885便 ボーイング737-800
2009/06/04 宮崎空港にて VQ1015 Entry +HDR風 by Picnik
ボーイング737は飛行場のカローラのようなものだろうが、NG(Next-Generation)である737-700/-800はちょっと特別で、翼の先端につけられた大きなウイングレットに魅せられている。
それは子供の頃につくった紙飛行機の翼の先を折り曲げてつくった《あれ》だ。※1
JAL1885便 ボーイング737-800
2009/06/04 宮崎空港にて VQ1015 Entry +ファンシーフォーカス by Picnik
※注記
-
これがあたしのプンクトゥムである。ではストゥディウムはなにか。
「なんといっても大きな特徴は翼の先端につけられた大きなウイングレットです。このウイングレットを装着することで燃料効率の向上や航続距離の延伸などの効果が大きくなります。」(JAL - 737-800(JAL航空機コレクション)の説明文より)ってことだろう。
しかしこう書いても『明るい部屋―写真についての覚書』(ロラン・バルト)を読んだことがないとなんのことかわからないのは〈ストゥディウム/プンクトゥム〉はバルトの語彙でしななからだ。この語彙については、『明るい部屋』を書いてしまったことで※2、何処かできちんと書かなくてはならないなと思っているのだが、このエントリはその始まりのようなものか。
『それゆえ、ステゥディウムの場をかき乱しにやって来るこの第二の要素を、私はプンクトゥム(Punctum)と呼ぶことにしたい。というのも、プンクトゥムとは、刺し傷、小さな穴、小さな斑点、小さな裂け目のことであり――しかもまた、骰子の一振りのことでもあるからだ。ある写真のプンクトゥムとは、その写真のうい ちにあって、私を突き刺す(ばかりか、私にあざをつけ、私の胸をしめつける)偶然なのである。』 (ロラン・バルト:『明るい部屋―写真についての覚書』:p39)
『たいていの場合、プンクトゥムは《細部》である。つまり部分的な対象である。それゆえ、プンクトゥムの実例をあげてゆくと、ある意味で私自身をを引き渡すことになる。(p58)