桃知商店よりのお知らせ

『日本辺境論』 内田樹を読む。

日本辺境論

日本辺境論 (新潮新書)

内田 樹(著)

2009年11月25日
新潮社
740円+税 


午前6時10分起床、浅草は晴れ。これは印刷され纏まった文字を読めなかったあたしの、リハビリ用の1冊だけれども、リハビリには軽いのか重いのかが未だに分からない。

なぜリハビリに重いのか軽いのかが分からないのかというと、言っていることは(だいたい)分かる。けれどもそれをいちいち覚えていられないのだ。

もっともあたしの出鱈目な理論の中にある、日本語の表意文字と表音文字のハイブリッド故のマンガ脳なんていうのは、あー懐かしいものだし、この本の中にある半分は、あたしが何処かで話したものだ(ということは、誰かが先に言っていたもの、ということになる)。

だから、覚えていられない、というのは半分で、ちょっと言い過ぎかもしれないが、養老孟司さんの言葉、「これ以降、私たちの日本人論は、本書抜きでは語られないだろう」は、なんかこの本には似合わない。江弘毅一押しの内田センセの書いたものだから有難くは呼んだけれどもね。

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【辺境だからこそ生まれた「マンガ脳」】日本辺境論

日本文化というのはどこかに原点や祖型があるわけではなく、「日本文化とは何か」というエンドレスの問いのかたちでしか存在しません 続きを読む

Comment [1]

No.1

内容については同感です。今、この内容を誰が書くか、書き手が誰かということによって、誰に届かせることができるかという符合においては、新しい組み合わせとなった、そしてそれはいい意味での確信犯であったということは評価されてもいいんじゃないかと思います。

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