鶏チーズ焼き
鶏チーズ焼き


鶏のチーズ焼きとアジール

午前6時起床。浅草は晴れ。今日も時間が無いのでまた明日書く。昨日の作品を、今日はちゃんと書いたので、是非、読んでみてください、と云いながら、昨日チラっと書いたこの「鶏のチーズ焼き」は、「なすのチーズ焼き」と同じ類の味であり、「なす」が「鶏」に代わっただけ、ともいえるが、鶏とチーズ、どちらも糖質制限食とあって、あたしゃ安心して食べる。

場所はニュー王将、泣く子も黙るアジールな場所だ。しかし、アジールは、個々人がもつ個人的体験から生まれた場所であり、だから、ファミリーレストランをアジールと呼んでもおかしくはないのだが、ただ、アジールには原理原則があって、この空間を支配する原理は「組合(アソシエーション)の原理」である、ということだ。

  • 組合は非農業的、縁の作り出す社会的束縛からの自由の空間。平等。アジール。同一性をもたないトポス。

  • 非農業民。非定着、無縁。「原始・未開以来の自由の伝統を生きるもの」。(網野善彦)

  • 「数の原理」で組織される。年齢階梯性(年齢や年次や受けたイニシェーションの回数など)。

  • 「同一性」にかわっての差異を尊重。個性の重視。共同体との断絶

  • 霊的ではあるが肉体性をそなえた神。

  • 未知のものを表現する芸術の神、文学の神。
    (中沢新一:『芸術人類学』を要約)

浅草は、なにかというと共同体が顔を出すが、それが非農業的ではあるが、縁の作り出す社会的束縛からの自由の空間を保証してくれるとは云いがたく、このニュー王将の創り出す不思議な空間で、食って飲めるとうのは、なんて幸せなんだ、と思うのだ。[浅草グルメマップ

鶏のソテー
鶏のソテー

ニュー王将
台東区浅草5丁目21-7
03-3875-1066

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