新しい日本型資本主義 
麻婆豆腐 1050円
陳建一麻婆豆腐店 木場店
午前6時起床。浅草は晴れ。陳建一麻婆豆腐店 木場店は、木場を形づくっているイトーヨーカドー木場店の敷地内の深川ギャザリアの1階にある。大変に混んでいる店だが、この日は映画の前の
陳建一、と云えば四川料理の有名人だが、あたしの食べ物も潔いように（なんと云ってもご飯はいらない）、ここの料理はもっと潔いのだ。
昼のメニューは麻婆豆腐一品だけだ、と思った方がよいらしく（他に担々麺があるが、無い、と思った方がいいようである）、三種類の辛さから好きな辛さを選べる。
あたしは辛いのが苦手ときているものだから、一番辛くない「C」と真ん中の「B」との間をもらえば、それにご飯とザーサイとスープが付いてきた。
なんだか値段の割には物足りないメニューなのだが、ここはご飯とスープはお代わり自由なのである。つまり、店内に沢山のウェイトレスがいるのだが、彼女らの仕事は第一にお代わりの給仕なのだ。
しかしそのシステムが凄い。なんと云っても、ご飯とスープが無くなれば直ぐに来てくれる（いや見張っている、と云った方がよいだろう）。その上、テーブルに置かれたコップの水が無くなれば、えもいわさず水を差してくれるのである。
なにかとせわしなく気を焼いてくれるこの店に、数を重ねて通えば、誰が誰だか覚えられるのだろうか、あたしはまだ一見客なのである。
ましてやあたしは糖質制限食なわけで、お代わりなんてする理由もなく、ただコップの水だけはいくら呑んでも涸れない、その枯れない水を眺めては、そのシステムの凄さにただ驚いていたのである。
陳建一麻婆豆腐店 木場店
東京都江東区木場1-5-10 深川ギャザリア
03-5857-2164
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