スンドゥブチゲ
午前4時10分起床。浅草はくもり。
この日は『妻家房 松屋浅草店(妻家房キッチン)』でランチと決め込む。
注文は「スンドゥブチゲ」だ。「辛いものはどうも苦手でね」などと言っている割には、このスンドゥブチゲを結構な頻度で食べている気がする。
けれど根気強く食べ続けているうちに、最近では涙目になったり咳き込んだりしながら汗だくで食べる、なんてこともすっかりなくなった。
この歳になって辛さに強くなったのか、はたまた舌が鈍くなったのか(笑)。
運ばれてきた本日の「スンドゥブチゲ」は、心なしかいつものような真っ赤な色合いがない。
おまけに落とされた玉子も生のままで出されるなど、少々いつもと様子が違う。
たぶん作り手の方が変わられたのだろう。とはいえ、鉄鍋のスープはいつものようにグツグツと凄まじい勢いで沸騰しており、実にうまそうだ。
そこへ、ホカホカのご飯が一緒についてくる。
まずはキムチをご飯に巻き、パクリと食す。あぁ、やっぱりご飯は韓国料理の相棒としてピカイチだな、と独りごちる。
……うん、うまいのだよ(笑)。
だが、あたしが本当に好きなのは、この辛いスープにご飯を軽くひたして食べるスタイルだ(笑)。
本音を言えばご飯をスープへ丸ごと投入して豪快に喰らいつきたいところだが、そこはグッと我慢。
「ご飯は極力控えめに」という非日本人的な食生活をかれこれ18年も続けているのだ(これもすべて糖尿病ゆえである)。
葛藤の末、それでもご飯は3分の1だけと心に決めていただく。
まずは熱々の豆腐をすくおうとしたが、今日の豆腐は細かく粉々に崩れているのが大半だった。
それでも熱々のスープの中から具材を宝探しのように拾い上げてみれば、豆腐はもちろん、旨味の出たイカが最高にうまい(笑)。
ここで、生のまま入っていた玉子を思い切ってスープの底へと沈めてみる。この熱さなら、白身くらいは良い塩梅に固まるだろうという算段だ。
待ちきれず、あたしは早くもご飯をスープへとひたしていく。
スープを纏ったご飯を口の中へ放り込めば、これまた実にうまい(笑)。
ふと見れば、狙い通り玉子の白身も綺麗に固まっている。ハフハフと熱いところを口へ運ぶ。
それらを一気に食べ尽くし、辛いものを喰らう楽しさに満たされた締めくくりには、もう一度キムチでご飯を包み込んで口へ放り込んでやる。
勿論、言うまでもなくうまかったのだよ(笑)。
妻家房 松屋浅草店
東京都台東区花川戸一丁目4-1

