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「祭ごときで会社を休むとはどういう了見なのか」ということは岸和田の人間の場合全く逆で「会社ごときでどうして祭に出られないのか」である。(江弘毅)

岸和田だんじり祭 だんじり若頭日記

岸和田だんじり祭 だんじり若頭日記

江弘毅(著)
2005年8月
晶文社
1680円(税込)


午前5時40分起床。浅草は晴れ。昨日は雨の中、ドボンさんが来浅。ニュー王将のかつ丼でランチを一緒にし、しやんでいろいろと話す。多くの建設業の方々が直面する、難しいけれど断ち切らなくてはならないある方向への精神的なスパイラル。その解はジタバタすること、動いていること、壁の前でウロウロすることしかない、と(あたしは)思う。

さて浅草は、今晩の本社神輿神霊入れの儀から三社祭である。今年はいろいろあって本社神輿の担ぎ出しがない。なのでどんな案配になるのかは誰もしらない。日曜日はなにか暇そう、というか気が抜けるのじゃないのか。

祭りと言えば江弘毅が、昨日すこぶるつきの「フレーズ」を送ってきた。

岸和田のだんじり野郎が、祭当日に仕事が休めなくて会社をやめる、という話は岸和田のそこら辺にごろごろ転がっている。とくにここ数年は、会社側も「この時勢にだんじりで休むような類の人間ならいらん」と、一番カチンとくることを言ってしまって、「分かりました、そんな会社なら辞めます」となるケースが後を絶たない。

わたしの場合も多分にもれず、だんじり祭当日とその前後の1日、約1週間は必ず会社を休んでいるが、新入社員の頃は上司に理解してもらうまで苦労した記憶がある。

「祭ごときで会社を休むとはどういう了見なのか」ということは岸和田の人間の場合全く逆で「会社ごときでどうして祭に出られないのか」である。

婚礼や葬礼と同じように祭礼があって、それが名古屋みたいに婚礼が派手なところありますよねえ、岸和田は祭礼という儀礼が重要な街なんです。どうか理解してやってください。


岸和田のだんじり男は、毎年この時期になるとそういう状態だから、つい「ええい、今日は休んでまえ」となってしまうことは多いし、その最上級として「今年の祭、終わってからゆっくり考える」と祭前の夏や直前の8月に会社やそれまでの仕事を辞めるケースにもしばしば遭遇する。

去年の大手町の若頭筆頭のTもそうだったし、うちの町でも来年のカシラになるM人が、盆明けに長く勤めていた生命保険会社を退社したばかりだ。

from 江弘毅:『岸和田だんじり祭 だんじり若頭日記

往復書簡の返信も書かないといけないなぁ。でもまだテクスト書けない病なのである。結構重症。

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税理士事務所のサイトに全国祭り一覧パーツが掲載されてました。
その中にだんじり祭りが・・・・
嬉しかったのでシェアできたらと思い、投稿しました。
http://www.cg1.org/parts5/

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