フレーズ 一覧

写真

定価980円

Vol.66-05
2012年5月号増刊
2012年4月2日発売

特集「古地図で歴史をあるく」

「大阪の古地図はおしゃべりだ」。江戸から昭和までの古地図200点を紹介。

  • 「大坂名所一覧」(慶応元年)
  • 「新板大坂之図」(明暦三年)
  • 「浪華名所獨案内」(天保三年)
  • 「五畿内掌覧図」(天保十二年)
  • 「大大阪明細地図」(大正十四年)
  • 「大大阪観光地図」(昭和初期)
  • 「最新大日本鉄道地図」(昭和十一年)
  • 「伊万里焼日本図皿」(天保年間)
  • 吉田初三郎のパノラマ地図 ほか
  • 特別付録「改正増補国宝大阪全図」(文久3年)

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排除の現象学 (ちくま学芸文庫)

赤坂 憲雄(著)

1995年7月6日
筑摩書房

1200円+税

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「うまいもん屋」からの大阪論 (NHK出版新書 357)
江 弘毅(著)
2011年8月10日
NHK出版新書
780円(+消費税)

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宝誌和尚立像<顔>はひとつの現れである。「現われ」と言ったのは、<顔>は、ひとの頭部の前面、つまり顔面という皮膚でもなければ、ポートレイト写真のような映像でもないのだ。

<顔>のことを古の人は、「おもて」と呼びならわした。が、脳の面の「おもて」と言うように、「おもて」は素顔でもあり仮面でもある。つまり、本物かにせの覆いかという区別以前のある現れを、ひとは「おもて」と呼んできた。奇妙なことだが、同じことは「マスク」という西欧語についてもいえる。

唐代の僧、宝誌をかたどった彫像に宝誌和尚立像がある。平安時代の作だとされる。ロラン・バルトの『表徴の帝国』の「包み」という項の最後にこの写真が載せられている。中身のつつましさと比べて不相応な「包み」の重なり。開けても開けても別の包みしか出でこない日本の包装。無を包む衣とでも言うべき包みに惹かれたバルトは、そこに<顔>という現象をみた。

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結局、「お前の妹(姉さん、母さん)、すぐにやらせてくれるって話しゃないか」などといった罵り文句は、「〈女性〉は存在しない」という事実、ラカンの言葉を借りれば、彼女が「完全ではない」、「完全に彼のものではない」という事実を、下世話な言葉で表現したものである。「女性は非-全体である」という命題は、女性ではなく男性にとって耐えがたい。それは、男性の存在の内、象徴界における女性の役割の内に注ぎ込まれた部分を脅かすのである。この種の中傷に対する男性の極端な、全く法外な反応――殺人を含む――を見てもいいだろう。これらの反応は、男性は女性を「所有物」だと見なしている、という通常の説明で片づけられるものではない。この中傷によって傷つけられるのは、男性がもっているものではなく、彼らの存在、彼らそのものである。関連する命題をもうひとつ紹介して、ドン・ジュアンに返ろう。「〈女性〉は存在しない」という命題を受け入れるなら、スラヴォイ・ジジェクが言うように、男性の定義は次のようなものになる――男性とは「自分が存在すると信じている女性である」。

from アレンカ・ジュパンチッチ:『リアルの倫理―カントとラカン』:p157

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 ボロメオの結び目:去勢端的にいって、現在の教育システムは、「去勢を否認させる」方向に作用します。
 どういうことでしょうか。まず「去勢」について簡単に説明しておきます。去勢とはご存じのように、ベニスを取り除くことです。精神分析では、この「去勢」が、非常に重要な概念として扱われます。なぜでしょうか。「去勢」は、男女を問わず、すべての人間の成長に関わることだからです。精神分析において「ペニス」は、「万能であること」の象徴とされます。しかし子どもは、成長とともに、さまざまな他人との関わりを通じて、「自分が万能ではないこと」を受け入れなければなりません。この「万能であることをあきらめる」ということを、精神分析家は「去勢」と呼ぶのです。
 人間は自分が万能ではないことを知ることによって、はじめて他人と関わる必要が生まれてきます。さまざまな能力に恵まれたエリートと呼ばれる人たちが、しばしば社会性に欠けていることが多いことも、この「去勢」の重要性を、逆説的に示しています。つまり人間は、象徴的な意味で「去勢」されなければ、社会のシステムに参加することができないのです。これは民族性や文化に左右されない、人間社会に共通の掟といってよいでしょう。成長や成熟は、断念」喪失の積み重ねにほかなりません。成長の痛みは去勢の痛みですが、難しいのは、去勢がまさに、他人から強制されなければならないということです。みずから望んで去勢されることは、できないのです。

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人事をめぐる麻生首相発言
 from asahi.com(朝日新聞社):首相、党人事を断念 混乱に批判、求心力低下は確実 - 政治

幸福論人間の幸・不幸とか、人生の目的はなにかというのは、若いときに考えることです。
長い周期で「人生」なんて言うんだけれど、年とってから「人生の目的は何か」なんて言って、それは知ったこっちゃないよというか、老い先短いんだからもうどうしようもないじゃないか、と。
だから、僕の実感からは、年をとったら長い周期でそういうふうに考えるのをやめることではないか、と思っているわけです。そういうことはごくごく短い周期で考えればいい。
そのかわり、もし、抽象的に、あるいは論理的に、死とは何かとか、老人とは何かということを考える場合には、とことんまで考えるべきだと思います。また、考えればいいと思うんです。でも、それは実感として日常にある幸・不幸とか、嬉しいとか嬉しくないということとは関係のないことです。関係ないこともないかもしれませんが、それは、頻繁に移り変わってしまうことです。
from 吉本隆明:『幸福論』:p23~24

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養老孟司人間が「同じ」わけがない。歳をとり、ついには死ぬ。どこが「同じ私」か。諸行無常と古人がいったとおりなのである。いつまで経っても同じなのは、情報なんですよ。でも人間は情報じゃない。それを取り違えたから、言葉が重いような、重くないような、変なことになったのである。変わらないのは私、情報は日替わりだ。などと思ってしまう。とんでもない、百年経っても、今日の新聞はそのままですよ。

from 養老孟司:『読まない力 (PHP新書) 』:p8

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