峠そば・うどん「ささごや」のかきあげ天玉かきあげ天玉


峠そば うどん ささごや

午前6時10分起床。浅草はくもり。この日の昼餉は時間が無くて、浅草を出るまえに「峠そば」によったのだ。ここは西参道商店街の入り口にある「立ち食いそば屋」で、つまり浅草寺側にある。

あたしが行ったときはお客さんはいなかったが、帰るときもいなかったので、あたしの貸し切りである。時間は11時30分、ほぼかき入れ時の目前だ。

あたしは「かきあげ天玉」を頼むと、お姉さんが「蕎麦を茹でるまで待っててね」と仰る。へー、ここは生蕎麦なのかな、と関心して見ていると、やがて、「おまちどおさま」、と蕎麦の入った丼が出てくる。

さっそく食べると、蕎麦はまあまあで、ちょっと柔らかいかな、と思うが、これはかっ込める。

しかし「かきあげ」と「たまご」が冷えすぎている。そう正に冷えすぎで「かきあげ」は何時揚げたか分からない状態だし、「たまご」は冷蔵庫から出できたばかりなのだ。

そして値段は500円。浅草の店は総じて観光地価格で高いのだが、しかしそいうのも含めて浅草寺なのである。この訳の分からない子宮的構造の、その端っこで営む「峠そば」の、どうしようもないこの切なさ、いやいいものを食った、と思ったのだ。浅草でランチ

峠そば・うどん「ささごや」

峠そば うどん ささごや
台東区浅草2丁目7-13