得盛り+春菊天+桜えび天得盛り+春菊天+桜えび天


得盛り+春菊天+桜えび天

午前4時30分起床。浅草は晴れ。3月1日、病院からの帰りに、ちょっとバスを遠乗りして(ホントにちょっとだが)千束まで乗っていった。そう、この日は「ねぎどん」に行きたかったのだ。このところ蕎麦と云えば川向うの墨田区に落ち着いていて、それは墨田で仕事をしているからに他ならず、つまり「ゆで太郎本所吾妻橋店」はその典型である。しかし、頭の中ではずっと「ねぎどん」のことを考えていた。そう「ねぎどん」で食べたいと。

かといって「ねぎどん」は営業時間が限られている。しかし何が幸いするのか分からないのだ。そのチャンスがやってきたのである。「ねぎどん」のアルミサッシで出来た入口に立つあたしがいる。さっそく自動販売気で「得盛り」を買うと天ぷらをなににしようかと考える。思い出すのはやはり「春菊天」と「桜えび天」。特に全ての料理のスピードを決めているのがこの「桜えび天」なのである。「桜えび天」はいの一番で油の中に入る。一時の間を置いて「春菊天」、そして最後に蕎麦を茹で始める。

この天ぷらを揚げるのを見ているだけでも飽きない蕎麦屋なんて「ねぎどん」以外には知らないのだ。そしてこの「得盛り」の蕎麦は最近の流行なら「二枚もり」とも呼べるだろうが、「ねぎどん」は相変わらずの「得盛り」である。出来上がった蕎麦はいつにも増してうまそうだった。早速ズスーッと手繰る。うまい!本当にうまいのだ。そしてこの天ぷらを食べれば、あーこの世の中でたった130円で楽しめる食べる刹那の快楽なのだ。[浅草でランチ

得盛り

春菊天+桜えび天

ねぎどん
東京都台東区千束1丁目17-9