鳥常分店
昨日(7月30日)足利でのランチ(昼食)である。へんな組合せではあるが、夫々は、別に珍妙なのものではない。しっかりした歴史感さえ漂わせている料理であり、いかにも歴史の街、足利らしさが漂うのである(たぶん)。
足利のハイブリッド
今回訪ねた足利の食処は、種類の違うものをハイブリッド的に提供するところが多いと感じた。この鳥常分店がそんな複雑系の始まりだった。
鳥常分店は、本来はうなぎの店らしいのだが――同じ川魚である鯉はなんとなく分かるとしても――、なぜか鳥も扱っている。むしろ店名からみると鳥の方がメインのようでもあるし、なんだかよくわからない。
鯉のあらい
この感覚は浅草にちょっとはないものであり、頭が混乱しそうになる。 鯉のあらいは、久しぶりに食べたが、くせもなく、さわやかな歯ごたえで、ビールもすすむ。しかし、浅草のうなぎ屋に鯉のあらいはないよな、という想いが頭を離れない。
ソースカツ丼
そしてソースカツ丼は、チキンカツである。つまり鶏なのである。だから正確にはソースチキンカツ丼で、勿論、浅草のうなぎ屋にソースチキンカツ丼はない。
そしてこれは、卵でとじしていないカツ丼であり、やわらかいチキンカツに甘辛いソースが染込んでいる。カツとご飯との間にはキャベツの千切りがあり、このキャベツとソースだけでもご飯が喰える。並をオーダーしたのだが、量的には十分満足できる――多すぎるかも?――ものであった。次回は是非、うなぎを喰ってみたいと思う。
蒲焼とソースカツ重
060925追記:9月24日のランチは蒲焼でビール。061029追記:10月28日のランチはソースカツ重。いとうまし。
鳥常分店 |
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