「街的」なおでん
昨晩は、児玉でおでんでを酒肴に一杯であった。食べなれた味覚の記憶への接続は、それだけで子宮的な安心感を私に与えてくれる。
つまり、「おでん」というのも、極めて「街的」なのであって、「寿司と洋食と蕎麦は、近所のがいちばんうまい。」に「おでん」を加えてもいいのじゃないのか、と(あたしなんぞは)思うのだ。
児玉
児玉はおでん屋ではなく居酒屋である。居酒屋におでんがあるのは珍しくもなんともないが、店の中でおでんの占める位置が問題なのであって、児玉の主役はまちがいなくおでんなのである。
豆腐のおでん
あたしは、絹ごしの豆腐を、湯豆腐のように、おでん鍋で温めてもらって食べるのが好きで、昨晩もそれをつくってもらった。
児玉のおでんの出汁は、甘からず辛からずだが、豆腐にその味はほとんどつかず、うっすらと胞衣のように豆腐の表面を覆うエロチックな逸品である。
それは、湯豆腐に比べても、とてもやさしい感触の温かい豆腐になる。それがまた酒とよく合う酒肴になる。
「児玉」を紹介しているサイトはじつに少ない。そんな中みつけたブログ記事――「051023-1 『児玉』@浅草 - 観音裏でさすらいおでん」。
Tabblo
この日食べたものはTabbloにまとめたのでご覧頂きたい。
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