阿武教子先生に教わる。

昨日は、アテネオリンピック柔道女子78キロ級で金メダリストの阿武教子先生に柔道を教わった。といっても、私はただの見学者に過ぎないのだが、こう見えても、(一応)柔道は二段なので道場に居れば血が騒ぐ。かといって何をするでもないのだが。

阿武教子先生 阿武教子先生

阿武先生は、怖い人に見えるかもしれないが、(武道家の多くがそうであるように)さにあらず、物腰柔らかな方であった。右から入るかにように見せながら左から入る支え釣り込み腰(アテネの決勝で一本を取った技)まで見せていただいて、私は(ミーハー的に)喜んだ。

そして、阿武先生の教え方は、じつに理論的なものだな、と感心するのである。最近は指導者の道を歩まれているし、フランスでコーチングの勉強もされてきたと聞いているので、当然と言えば当然なのだが、なるほどな、と納得させられることばかりなのである。

バロックの館そして彼女の強調は、まず基本をしっかり身体で覚えることなのであって、それはバロックの館の1階部分(モナドとしての個人の基底)のことをいっている。

武道は、それ身体的な記憶として訓えてくれることで、尊いのであるな。