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福田康夫氏で決まりなのだろうね。(画像引用:asahi.com

安倍カラーを払拭し、リベラル寄りな姿勢を示している(今の)民主党とやりあうなら、リベラルっぽい(というかよりソフトな印象の)福田さんでいくのが、自民党的には、よりよい選択なのかもしれない。

自民党が民主党に勝つ方法は、民主党に〈差異〉を与えないことだ。

『リベラルほどわかりにくい言葉はない』と言ったのは安倍さんだった。(『美しい国』)

リベラルでない自民党をつくったのは小泉さんだけれども、(結果的には)民主党にそこを突かれた。

「政治は生活だ」と。(参議院選挙の空気―業種別の倒産件数は「談合排除」などの影響を受けた建設業が1405件と最多だった。


当初、安倍さんを支持していたのは、新保守主義者(ネオリベ)と小泉改革論者であって、それは政治バブルの最後のひと燃えのようなものだった、としか、今は言いようがない。

福田さんは、小泉さんや安倍さんとは路線(信条)がちょっとばかり違う。

自民党内での対立軸でさえある。

本当は、先の総裁選挙で、対立軸である福田さんが出て、そこで意見を言い合って、国民に考える時間を与える形がつくれたなら、安倍さんの当選は確実だったとしても、こんな結末を迎えずにすんだのだろうな、と思う。

今回、小泉さんは、福田さんを支持する、と報道は伝えている。

それと同調するように小泉チルドレンも福田さん支持にまわるのだろう。

つまり、無派閥だという小泉チルドレンも、結局は派閥的に機能し(誰かのいうことを聞いて、ということ)、挙党体制の一角を占めることとなる。

私はそれも、悪党的でリベラルな自民党的でよい、と思っているけれども、小泉チルドレンは、ほんとうにそれでよいのか。(笑)

本当は、ここでも、対立軸は必要なのだろうな、と思う。(麻生さんはではちょっと違う)。

対立軸が出て、そこで意見を言い合って、国民に考える時間を与える形でなくては、福田さんが総理総裁となっても、今の政局(自民党不利)は打破できないだろう。