午前5時30分起床。浅草はくもり。今日は南九州三県合同勉強会のため鹿児島へ向かう。

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Google Sputnik - 50th Anniversary


スプートニク計画 (スプートニクけいかく) は1950年代後半に旧ソ連によって地球を回る軌道上に打ち上げられた、人類初の無人人工衛星の計画である。 スプートニク (Спутник, Sputnik) という言葉は「旅の道連れ」(転じて衛星)という意味のロシア語から来ている。スプートニクはどれもR-7ロケットによって軌道上に打ち上げられた。これは、元々は弾道ミサイル打ち上げ用に設計・開発されたものである。これらの打ち上げ成功はソ連国民を勇気付ける一方、冷戦の相手であるアメリカ国民にショックを与え、宇宙開発競争の幕を切って落とすこととなった。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

人間が、宇宙へと、『延長された表現型』 を延ばし初めて50年経ったんだよ、とGoogleに教えられる。

それは例によってGoogleの余計なお世話かもしれないが、Sputnik - 50th Anniversaryのロゴをみて、なにか慌ててしまった。

それは私が49歳だということ。

それは人類が宇宙に手を伸ばしてきた期間とほぼ同じなのだが、その50年の歳月が、宇宙ね、と考えてしまった途端に、とても短いものに感じられる。

私はこの50年で何をしてきたのだろうか。

宇宙を考えてしまうと、自分が、とてもつまらないものになってしまう。

Googleが宇宙を視野に入れていることは先に書いた。[Google Earth で己のちっぽけさを実感する。(Google Earth 4.2 で夜空を探索 )]

もっとも、最近の私は、宇宙のことを考えることなど、ほとんどなくなってしまった。(だから己に絶望することもない)。

それは、〈絶えず自分を冷たく突き放して見つめること〉を忘れてしまったのせいなのか、それとも〈絶えず自分を冷たく突き放して見つめること〉を繰り返してきたせいなのかはわからない。

宇宙を考えることは、自己を、超〈他者〉の目で見ることに他ならない。

しかしそんなことよりも、原因はもっと簡単なことなのかもしれない。

つまり、浅草の夜空には、殆ど星がないってことだ。

私はもう何十年も、夜空に並ぶ、星座の数学的な配列の呪縛を感じていない。

全星宿
         は夜を徹する
                 疑がう
                     輾転する
                           かがやく 思念する
               それを聖別するある終極点
                  に停止するまえに
            
全思考は出発する骰子一擲

骰子一擲