チキン南蛮
チキン南蛮


午前6時50分起床。浅草はウルトラぼんやりとしたくもり。雪が降るとか天気予報は言っていたけれどもはずれたようで少し残念。

昨年の暮れに延岡の伊東さんからチキン南蛮をいただいていて昨日はそれで夕餉とした。チキン南蛮は宮崎パトリの食べ物で浅草的には非日常のモノだけれども、あたし的にはほぼ日常の空間にあり年に一度は食べている。別に「どげんかしないといかん」というようなものでもない。

チキン南蛮はけっして上品な洋食ではないが、マッシュアップブリコラージュハイブリッドというあたしの語彙を総動員できる創造性の食であることで愛おしい。

あたしはこのブログを食い物ブログと呼んでいて、食べ物のことばかり書いているけれども、それはなんでもよいのではなく何よりも創造性の賜物としての「食」であること、そしてそこにパトリがなきゃあたしは書く対象とはしない。

とりあえず一日三食喰えるという環境である限り、食は動物的な餌ではなくなっている。それを餌的にしか扱えないのであればそれこそ動物化なのであり、ましてやパトリがなければ郊外化である。

もっとも料理されたモノというのは大なり小なりつくった方の創造性を孕んでいるのだから、ようはその創造性を食べる側が感じることができなければ、その創造性は無いにも等しい。つまり食べる側にも繊細な感覚は必要なわけで、それが無ければせっかくの創造性も哀しい。

ましてやそれを日本語で書こうとするなら、「おいしい」という語彙ですますのは惜しいのであって、つまり日本語でデコードしエンコードすることは〈私〉の感覚に働きかけ五感さえも育て上げる。それをブログの効用と強調することもないけれども、食い物サイト\(^o^)/なのである。

チキン南蛮+銀河高原
チキン南蛮+銀河高原ビール

閑話休題。チキン南蛮はご飯にもあうがビールに最適だとあたしは思っていて、これも向井田さんからいただいていた銀河高原ビールをあわせる。銀河高原ビールはとにかくも肉系には抜群の相性を示すのだが、この組み合わせ(つまりマッシュアップ)も文句無くよい。

株式会社 響
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PS.ということでTVから聞きなれた声がするなと思えば宮崎のハッシーさんが出ていた。東国原知事への評価「-30点」だと。あはは……、相変わらず思い切ったことを云う土建屋だよなとは思うけれども、東国原さんがいくらTVに出ようが、マンゴーやチキン南蛮が有名になっても宮崎県の経済は回らないのは当然なのである。夕張メロンがあっても夕張は駄目になってしまったじゃないかとね。

あたしは東国原知事はよくやっているとは思う。けれど足場がしっかりとしていないので宮崎県はなにか空洞化(中身=県民の生活感が伝わってこないという意味で)してしまっているなとも思う。がんばれ宮崎県なのである。知事に頼らず自ら情報を発信しろ、なのである。