このサイトでは、Amazonアソシエイト・プログラムを活用していて、おかげさまで、1月に単行本を1冊買えるぐらいの収益をいただいていたりしている。(つまりたいしたことはない)。
先ほどメールチェックをしたら、Amazon.co.jp からメールが届いていて、曰く、《新登場の「くるくるウィジェット(TM)」を試してみよう!》ということなので、「なんだそれは?」の老人性好奇心的に早速試してみた。
これがその"くるくる"なのだが、こんなものが、ものすごく簡単にできてしまうのには、おじさん的にびっくりした。そして、いまさらながら、Web2.0 meme にあったこのフレーズを思い出していたわけだ。
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Customer self-service enabling the long tail
ロングテールを巻き込むために、ユーザーが自分でできる機能を与える。
Amazon は、こういうことはうまいなぁ、と思う。そしてあたしも、つまりはロングテールなのだな、と再確認させられるのであって、Webがフツーにある時代に、あたしらは、「こうしていいようにやられているのだわね」とひとりごちる。(早速、「桃論」のトップページに縦型をはりつけてみた)。
けれど、それを否定する気にもなれないのは、それこそアマゾンは「銭儲け」を〈下品〉を感じさせない方法でやっているからなのだろうな、と思う。(〈下品〉についてはここを参照されたし)。
アマゾンは「街的」ではないけれど、テレビ村でもない。街場の本屋は今や絶滅危惧種だけれど、それはアマゾンのせいではないだろう。あたし的には、Amazonnで本を買う率は、一時に比べるとだいぶ落ちてきて、今は、なるべく書店に出向いて買っているのだが、それは(あたしの中では)棲み分けができているからだ。
本はどこで買うのかといえば、あたしは書店が7割、アマゾンが3割というところか、アマゾンは完全に決め買いである。特に専門書のような、近所の本屋で買おうとしてもお取り寄せになってしまうものならアマゾンは本当に便利だ。 一方、書店には、成り行き買いとでも云う楽しみがあって、特になにを買うと云う目的もなく本屋に入り、背表紙が「あたしを買ってよ」というSound of silenceを聞くのは新地をひやかす如き楽しみがある。(アマゾンと書店の決定的な違いを知っていますか?―どちらも本を買うことは同じなのですが。 from モモログ)
つまり、本屋は楽しいのである。しかし、そんな楽しい街場の本屋の、たぶん最も大きな衰退要因は、「みんな」が「本を読まなくなったこと」なんだろうな、と思う。だからアマゾンは本以外も扱わなきゃならないのだよ。(たぶん)
Comments [4]
No.1コーギーさん
桃知さん、
アマゾンと書店の話、私も同感です。
街の書店の衰退は、人が本を読まなくなった事につきますね。
今日、地元の小さい書店をのぞいてみたのですが、案の定ガラガラでした。あまりに人が来ないので、店主からの無言のプレッシャーを感じてしまい、ゆっくり本を選べませんでした。
それでも込み合っている駅前のブックチェーンより、好きです。
そしてその駅前ブックチェーンよりも、街の個人書店のほうが、本を丁寧にあつかっている事に気が付きました。
(単に立ち読みしている人が少ないからかもしれませんが)
話は変わりますけが、
つい先日までamaztype知りませんでした。
これも楽しいですね。
http://amaztype.tha.jp/JP/Books/Title?q=%E3%81%8A%E3%81%93%E3%81%AE%E3%81%BF%E3%82%84%E3%81%8D
http://amaztype.tha.jp/JP/Books/Title?q=%E6%B5%85%E8%8D%89
No.2コーギーさん
すみません。
先のコメント中のamaztypeのアドレスについてですが、
江さんの本がトッピングされているのはこちらです。
http://amaztype.tha.jp/JP/Books/Title?q=%E3%81%8A%E5%A5%BD%E3%81%BF%E7%84%BC%E3%81%8D
No.3ももちさん
>コーギーさん
ありがとうございます。
amaztypeは知りませんでした。「浅草」までつくってもらって、すいません。
本を読まない人は多くなりましたね。本は移動の時間の娯楽だとあたしは思っているのですが、東京だと電車の中で読んでいる人が減りましたね。ケータイ眺めているか、イヤホン耳に突っ込んでいる人が多いですからね。
地方だと皆さん自動車運転しますから、移動の時間に読めないのですね。
かといって、引き篭もっている人もあんまし読まないのでしょうね。他の刺激的な娯楽(TV、TVゲーム、インターネット)が多すぎますからね。
No.4コーギーさん
桃知さん、コメントありがとうございました。
私は現在サラリーマンをしていないので、
サービス残業に喘いでいる友人達より時間はあるのですが、
如何せんお金がないのです。
読みたい本は山のようにあるのですが…
悲しい現実ですね。
amaztypeのデザイナーは中村勇吾さんと言う人で、この人は
ユニクロックもてがけているみたいです。