五目湯麺
4月8日の昼餉(ランチ)に、福だこで五目湯麺(たんめん)を食べた。五目湯麺は、つまりは五目そばで、しかしそのそばは蕎麦でもなければソバでもなくラーメンである。つまり五目湯麺とは五目ラーメンのことである。
そのゴチャゴチャとしたあんかけののったラーメンを、あたしはつい脊髄反射的に頼んでしまう。たぶん「五目」ということばに弱いのだろうな、と思う。なので、五目焼きそばにも猛烈に弱かったりする。
「五目」とついたものには、ただのラーメンや、焼きソバとは違った豪華さがある。しかしその豪華さも、どこかビンボー臭い豪華さなのであって、それは(たぶんどこかで)、あたしの〈欲望〉の対象となって形成されたものに違いない。だから、あたしの「五目」狂は、どうしようもないものなんだな。
福だこ
福だこは、たこ焼きの店であって、それもお持ち帰り中心の店であった。「あった」というのは、ある日突然、店を閉めてしまったからなのだが、それがまた開店したのである。少しだけ店内が改装されて。
改装で店内で食事ができるようになった。けれど、、元々が狭い店なので、10人座れれば御の字なのであり、店内で食べていると、たこ焼きを買いに来る客で忙しない。しかしそれも下町生活の楽しさであって、「たこやきちょうだい」の声を聞くのも、「まぁ、よし」なのである。
しかしなによりの変化は、本格的な中華料理を出すようになったことで(定食中心だけれども)、それが、かなりうまいのである。
そして、注文を受けてからつくる弁当が、またうまい。弁当は500円で、250円弁当には値段ではかなわないけれど、あたしはここのチンジャオロースー弁当はかなり好きだ。
追記:4月12日の昼は、チンジャオロースー弁当であった。