呑んべ横丁
20日の夕方、鉄蔵さんと向かったのは京成立石で、そこは東京の東の端っこの下町、いい感じの店が並んでいた。
日曜日で休みの店が多かったのは残念だったけれども、その路地はまさに路地のロジックなのであって、真っ直ぐに家に帰ることを妨げる迷路だった。
あたしたちは、その迷路をぐるぐると歩き、呑んべ横町にある「酒処 秀」のカウンターに落ち着いて、生ホッピーを呑んだ。
生ホッピー
ホッピーは散々呑んできたあたしだが、生ホッピーを呑むのは初めてで、鉄蔵さんに、浅草にもあるかい、と聞いたら、鈴芳にありますよ、とのこと。灯台下暗しとはこのことだわね、と。(でもハーフ&ハーフなんて鈴芳にもないだろうね、と思ったらあった。これについては後程)。
生ホッピーは飲み口がやさしい。泡のきめ細やかさが素晴らしい。すべてがギンギンに冷やされた氷無しの正当派、あたしは、白、黒、ハーフ&ハーフと呑んでみたけれども、これにはハマッてしまった(再訪は必至だわ)。酒肴は、ハムカツとバターコーン。ハムカツは、これも赤ハム(角)の正当派(たぶん)、バターコーンは量が尋常じゃない。
ピラをみると、喜美松ばりの豚のモツ刺しもあるようで、スゲーな、と思うのだ。店は常連さんであっという間に満杯になり、立石の「街的」は、日曜の夜も元気に機能していたのだった。
酒処 秀 |
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