目玉焼きで飲む
昨晩は5丁目のとんかつ 洋食 春で夕餉。あたしは目玉焼きでビールを飲んでいた。目玉焼きで飲むのは、岩手屋以来の残像なのであって、つまりはこれは比較的新しいあたしの習慣である。
目玉焼きはまず、白身のはしっこの、カリカリと油でやけたところから食べる。とんかつソースを少しだけかけ、裏側のパリパリと、付随してくる表面の、フニャフニャを楽しむ。油と焼けたタンパク質(と焼けないところのフニャフニャ)は、人類の「うまい」の基本なのである。
それから黄身である。黄身はホクホクと固まっていなくてはならない。それはゆで卵ならハードボイルドであるあたしの理想郷である。塩でもいいし、ソースでもいいし、醤油でもいける。体調にあわせて、酒にあわせて、いかようにもなるかわいいやつなのだ。
しかし「春」は居酒屋ではなく飯屋であって、昨晩も男性客ばかりがわっしわっしと飯を食い、それに(せいぜい)ビールを一本なのである。そんな場所で飯も食わずに飲んでいるあたしは、場違いな人間なのかといえばそういうわけでもなく、つまりこの店は飲んでいてもいいのである。
けれどもその「飲んでいてもいい」は、居酒屋のそれとはあきらかに違うのであり「飲み過ぎてはいけない」。もちろん飲み潰れるなんてことはできやしないのであって、そういう店のルール(何処にも書いていないけれども書いてある)に従う限りにおいて飲んでいてもいいのである。
昨晩のもうひとつの酒肴は「とんてき」
とんかつ 洋食 春
台東区浅草5丁目10-14
03-3874-8198
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Comment [1]
No.1tacoさん
王将には1回ですが行きました、そこから奥?は未開の地であります、でもその辺に行ってみたいお店は多々あると、やはり地元の人のものなのでしょうね~でもそのうちにぜひ!
「ヤマニ」が新装オープンしました、改装のお休みが明日からという日に行き、もうやってるだろうと2、3回行ったのですが、振られ続け、日曜日に行ったらその日が3ヶ月ぶりの再開の日でした、なんだか勝手に縁を感じてしまいました。
お父さんの時代のカウンターはそのままに、若夫婦の使い勝手がいいようにと改装されたようです、基本は変わっていません、生ビールが飲めるようになりました、それと照明器具を替えたので明るくなりました、TVも替える(その日は間に合わず)そうです。
久しぶりに仕入れに行ったら、何もかにも値上がりしてて、びっくりした!とお嫁さんが言っていました。
ほっ、とするお店です。