桃知商店よりのお知らせ

画像を使ったブログの書き方。

POPEYEのアイビーボーイ画像

昨夕、140B劇場-浅草・岸和田往復書簡に「金融資本主義が日本の大人をダメにした。」を書いた。

そこには穂積和夫さんのアイビーボーイのイラストをフューチャーさせた――この絵とは違うそれは、たぶんどこかでみたことのある「絵はがき」だ――。

アイビーボーイは、あたしら世代には、たまらない訴求力がある。

それはある時期(それを青春とよんでもよいだろう)の、(あたしの)欲望の対象であり、〈対象a〉であり、「それが私だ」の残像である。


テクストの快楽 

あたしのブログでは、必ずエントリーに画像をいれている。それは(ロラン・バルトのいう意味での)テクストであり、横書きで書かれた(想像力の働かない)テクストよりも、はるかに雄弁なテクストだからだ(たぶん)。

それは音楽と同じで、ただ引用するだけなら、あたしの心を代弁はしない。けれどそれが喚起するのは見る者の深層に埋もれた記憶であり、そのことで(雄弁な)画像は、訪問者を読者に変える起爆装置となれる。

けれど、あたしが「金融資本主義が日本の大人をダメにした。」で書きたかったのは、アイビーボーイのことではない。ましてやファッションのことでもない。主題は「なぜに私達は大人になれきれないのだろうか」であり、つまり今回使ったイラストと、そのテーマの関係は暗喩なのである。

と書くとなんだかわかりにくいだろうが、要は(挿絵のような)画像は全体を指し示すのであって、ブログにおいては特にその力が強く機能する。つまり画像をうまく使うことで、横書きテクストというブログの平面さは、補われ、さらに想像性を高めることができるだろう。 

画像にはタイトル(img title)と代替えテキスト(alt)を必ず入れよう。

<a href="http://www.140b.jp/syokan/2008/10/22-182929.php" target="_blank"><img title="POPEYEのアイビーボーイ" height="308" alt="POPEYEのアイビーボーイ" hspace="5" src="http://www.momoti.com/blog2/bw_uploads/tm_96.jpg" width="250" align="right" border="0" /></a>

ブラウザに表示された画像に、カーソルを置くと、ポップアップで文字が表示されるのは img title="hogehoge" で、タイトルを入れているからだ。ここを画像のファイル名のままにしている人が多いけれど、それは画像検索でもSEO的にも不利なので、きちんとタイトルを入れた方がよい。もちろん、代替えテキストである alt="hogegoge"も忘れずに。ということで、午前4時40分起床。浅草はくもり。

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