郡上のうどん星人さんから、養老町の水野精肉本店の飛騨牛ハンバーグをいただいていた。曰く
娘の友達んちのハンバーグです。
お友達が毎日玉ねぎの皮を剥いて作られている、気取りのない手作りハンバーグです。
焼く時に、油は使わないでくださいね。
肉からたっぷり油が出ます。
我が家はソース類は何も使わないでそのまま食しています。
そちらもお奨めです。
あたしはこのコメントを読んで食べる前から想像していたものがあった。そのキーワードは
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焼くときに油は使わない
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ソース類は何も使わないでそのまま食す
である。これと同じことができるハンバーグは、世の中には(あたしの知る限り)マルシンハンバーグしかないのである。しかしそれはある意味暴挙であって、マルシンハンバーグのような飛騨牛ハンバーグなんてあるわけないよな、とあたしはあたしを自制した。
しかし食べてみれば、あはは…なのである。ここに生まれるのは(1回限りの)「笑いの方程式」だ。つまりこれは、物凄く高級でうまいマルシンハンバーグでいいのである。マルシンハンバーグのような飛騨牛ハンバーグとは、思考のショートサーキット※1、それは想像していたけれども想像以上であることで、まるでサブプライムローンなのである。
しかし飛騨牛ハンバーグは破綻はしない。暴落もしない。突然決算予想を赤字にしたりはしない。ストップ高である。やられたのである。かなり気に入った。
水野精肉本店 |