午前6時起床。浅草は晴れ。あたしは50年生きてきたけれど、いまだにクリスマスがなんだかわかっちゃいない。カレンダーに赤丸がついていないお祝いの日、年に1度だけケーキと鶏を一緒にたべる日。あー、一神教徒じゃなくてよかったと思う日。
しかし、竹松商店のローストチキンはおいしい。ただ12月24日にこれを食べようとすると1週間前には予約しておかなくてはならない。当日売りはしてくれない。そんなシステムをとっていても、12月24日の竹松は、お酉さまのときの鷲神社ぐらいに混んでいる。
竹松鶏肉店はうちの町内会的鳥肉の店で、その名の通り、扱っているものは鳥肉だけというわかりやすさがコア・コンピタンスだ。今、商店街で鳥肉だけを商っている店って、日本中にどのぐらい残っているのだろうか。
最近、この竹松鶏肉店の隣には大きな駐車場ができた。その昔、名古屋うどんやうなぎの「つるや」のあった場所だ。小泉さんの規制緩和が生んだマンションミニバブルのときに街殺しにあったのだ。バブルがしぼんで、しばらく仮囲いのまま荒れ放題だったのだけれども、最近駐車場になった。竹松だけがその場に居座った。だから今年も裏浅草の人達は、裏浅草的なクリスマスチキンを食べている。
もちろん裏浅草にはジャスコもヨーカドーもない。竹松のライバルはダイマスだけである(たぶん)。小売りはメインじゃないかもしれない。ほんとはどんな商売をしているかも知らない。ただ時々いってはなにかしら買ってくる。町内会がしっかりしていればジャスコもヨーカドーもいらない。
竹松鶏肉店 |
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Comment [1]
No.1ちーさん
いいですよねぇ。竹松。私は、竹松の生の鶏ももを買って家で焼きました。やっぱり鶏がいいと美味しくできますよねーー。
竹松がなくならなくてよかったですよ、ホントに。