午前7時50分起床。浅草はくもり。昨年暮れに、札幌の行政書士、板垣俊夫さんかいただいていた新巻鮭で、酒糟煮をつくる。
鮭はあらかじめカットされていたので、切り身を冷凍保存しておいたのである。あたしの好きな酒粕煮は、鮭と酒粕以外になにも使わない。鍋にお湯を沸かし、鮭の切り身を入れ、酒粕を溶かし煮るだけである。
この素朴な酒粕煮は、一切れで、ご飯が三杯は食べられるような、塩辛い鮭の方がうまいと(あたしは)思う。酒粕で塩を抜く感じである。なので、せっかくの甘塩の鮭に、あたしは容赦なく塩をふって寝かして置くのである。
塩辛くなった鮭から、塩が抜けだし、酒粕に溶け込む、その塩の替わりに、酒粕のエキスが鮭に入り込むのである。なので調味料はなにもいらないのだが、ご飯のおかずにも、