雪だるま弁当 雪だるま弁当
雪だるま弁当 1050円


先週新潟へ出張したあたしは、新潟へいったら必ず買うことにしている※1「雪だるま弁当」を、ちゃんと買った。駅弁である。1050円もする。

浅草じゃ、250円で弁当が買える時代に、駅弁はいつまで高値を維持できるのだろうか。JRに払う所場代が高いんだって、昔、駅弁屋さんに聞いたことがあるけれど、そんな構造は、いつまで維持可能なんだろう。

その構造こそ改革すべきだなんて言うつもりはサラサラないけれど、ここでこの駅弁を紹介するのは、この「雪だるま弁当」こそが、あたしのベスト オブ 駅弁、駅弁日本チャンピオンだからである。

その何を気に入っているのかといえば、なによりもご飯の詰まり具合なのだ。あたし的には、日本一性に合うご飯の詰まり具会なのであって、全ての駅弁は、ここのご飯の詰め方を是非見習って欲しい。

それはみっちりと詰まっているという表現でどうだろうか。駅弁はどちらかといえば、しっかりご飯が詰まっているものが多いけれど、この雪だるまは、箸を刺して持ち上げたら、型抜きのように、雪だるまのカタチをしたご飯がスポット抜ける、そんな感じなのである。

その米はもちろんコシヒカリだ。新潟という処は、どんなに安い飯を食べても、米だけは異様にうまい処である。もちろんこの駅弁の米もうまい。冷めてもうまい。むしろ冷めているからうまいのかも知れない。

そのうまいご飯の上に、少々濃い目に味付けされた様々なおかずが、ご飯が見えなくなるように敷詰められている。そのおかずの煮汁がご飯の表面にほんのりと染みていると思ってごらんなさいな。それだけでたまらなくなるでしょう。そのたまらなさが、マンマ現実化したのがこの「雪だるま弁当」なんだと思っていただいて宜しいのである。ということで午前6時起床。浅草は晴れ。

※注記

  1. ThinkPad X23、5年ぶりの復活、活躍中。』の画像に写っている雪だるまは、前回新潟にいったときに買ったもので、今は貯金箱になっていたりする。