投票ウェブサイト(米ZAGAT社運営): http://www.zagat.com/japan/
実施期間: 5/14(木)~6/28(日)※1


ザガットサーベイ 東京のレストラン2010

ブログタイムズの紹介でNY生まれのレストラン評価ガイド『ザガットサーベイ 東京のレストラン2010』のネット投票に参加してみた。「ザガットサーベイ」はレストランガイドで、ZAGAT東京版、関西版、長野版が発刊されている。

おなじレストランガイドでもミシュランと違うのは、ミシュランの覆面調査員システムに対し、一般の方々のインターネット投票方式によっていることであって、そのことである意味恐い存在になる可能性を秘めているともいえる。

ボロメオの結び目つまりグルメポータルサイトで店に星をつけ、評価のコメントを書いているのは覆面調査員なんてものじゃなく市中のフツーの人々、オーディナリー・ピープルでしかないわけで、その評価はカオスです。辛辣なものから店の回し者じゃないのかと思うようなヨイショまで玉石入り乱れ。しかしそんなことは本筋とは関係なく、これらのサイトを特色づける、つまりミシュランとの決定的な差異は、権威は存在しない、ということでしょう。

つまりは口コミ、どうでもいいような世間話なのです。しかしこの出鱈目も数の力は強烈に機能していてそれは自発的に形成されてきた感情でしかない強み、無償の行為だけがもつ無敵感(無責任とも云う)を纏います。これは「あらかじめ予測される逸脱」を超える可能性があり、ある意味恐い存在です。※2

ザガットサーベイのWeb2.0的

つまり「ザガットサーベイ」はWeb2.0的※3なのである。それはインターネットの精神文化※4をその基底にもつことで、「権威にはなりえないもの」である。

しかし(というか、だからか)そのことで Web2.0  memeでいうなら「User as contributor:寄稿者、投稿者としてのユーザ、つまりユーザーの意見が力をもつ」のである。

投票画面それを機能させるためには「Customer self-service enabling the long tail:ロングテールを巻き込むために、ユーザーが自分でできる機能を与える」が必要で、(ロングテールとしての)あたしは、町内会(浅草)の行き付けの店何件かに投票してみた(もちろん投票サイトにリストアップされていない店も投票できる)。

それはAJAX的に使いやすいのはあたしからすれば当然なのだが当然でもなく(多くのグルメサイトの投稿のしにくさはなんだ)、なによりも浅草を無視しないでくれるいるのはミシュランと違っていて(町内会的に)ありがたい。

 しかし問題は動機なのである。投票しようとる草の根の、ロングテールの動機なのである。Web2.0では、そこに「自発性(ボランティア)」、Radical Trust が機能する(という)ことになっている。それが「ザガットサーベイ」でどのように機能するのかは興味のあるところだ。

つまり今回の参加特典は「投票参加者にもれなく完成本(販売予定価格\1,700税別)を1冊プレゼント!」。これにインセンティブがあるとは思えず、まあ、あたしは遠慮なくいただくことにしたのだが。

※注記

  1. 【オンラインサーベイ(インターネット投票)概要】(案内文より)
    投票ウェブサイト(米ZAGAT社運営): http://www.zagat.com/japan/ (PCからのアクセスのみ対応)
    日本公式ウェブサイト: http://www.chintai.net/zagat/
    実施期間: 5/14(木)~6/28(日)
    ※期間中は何度でも自分の評価やコメントを加筆・修正できます
    評価対象:東京および横浜のレストラン
    ※投票サイトにリストアップされていないおすすめ店も投票できますので、好きなお店をすべて投票していただけます 参加特典:投票参加者にもれなく完成本(販売予定価格\1,700税別)を1冊プレゼント!
    ※発刊後、投票時に登録された住所に無料送付されます
  2. Web2.0 meme。(法大EC用メモ) 参照
  3. インターネットの精神文化
    • 自発性(ボランティア)
    • 草の根(グラスルーツ)
    • 開放系(オープン) 

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