2009年6月3日宮崎地区建設業協会での講演資料。
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事前準備
「昼間から飲める店のある街というのがいい街なんだよ。」の簡単な解説。
(建設業協会と町内会は似たようなものだ)。 - 建設業団体のIT化―ホームページ・ブログ・CMS
http://www.momoti.com/data/BD090603.swf (フラッシュ・ペーパー)
http://www.momoti.com/data/BD090603.pdf (PDF)
右写真:from 『アジール的町内会のために、明るい商店街をつくろう!/噺手:桃知利男氏』(アミーゴはしべのちょっといい話) HDR加工 by Picnik
追記:『なんだかわからない世界へ自ら情報を発信することの必要性』 (この講演を聴いてくれた社員さんの感想あり)
午前6時起床。宮崎はくもり。昨日は宮崎地区建設業協会にてIT委員会での勉強会と講演。
情報発信の意義と活用、そしてホームページの必要性
印象に残ったフレーズは、「人間は情報がないと身動きがとれない」という言葉です。
分かりやすい例で説明がありましたが、階段があるという情報が目から脳に入るから足を踏み外さないし、障害物があるから皆除けるということです。
だから情報を発信しなければならな いという、いたって自然な理屈です。
会社という中でブログを書く難しさは、書く人が社長のつもりで書かなければならないから皆書かない、いや、書けないとも。
そして「おぼんのような世界」、これはいわゆる「コレなんだろう?」の世界のお話で、要は、なんだか分からないものに対して、人は99%無視をする側にいるようで、残りの1%の人=マスコミが調べ解析したものの情報をすべてとして考えるそうです。
ですからそれが間違った情報であったり、一方よりの偏った考え方であったりしても、正しい情報としてインプットされるわけです。
このことが、いわゆる建設業界が悪い団体だといったイメージを植えつけた原因の一つなのかもしれません。
そして最後に、ホームページを作ってもしょうがないという雰囲気を払拭するフレーズに、「売るものさえあれば売れる!」、という力強い言葉をいただきました。
さて、この研修で何社の、いや、何人の方々がホームページの必要性を感じ、制作に踏み切ってスタート位置についてくれることでしょう。 from 情報発信の意義と活用、そしてホームページの必要性 (有限会社 原田運輸)
宮崎地区建設業協会の皆さんに関していえば、あたしに慣れているのだと思う。原田社長は非常に的確な要約をされているので、あたしの補足は必要ないかもしれない。公演後の懇親会では98点という高評価をいただいた。(笑)
- 共同体性を保ちながら如何に外とつながるのか
- 売るものさえあれば売れる
共同体性を保ちながら如何に外とつながるのか
個人の精神安定のために書かれているブログを除けば、すべての情報発信はこの命題に収斂するだろう。
ましてや事業者団体や会社という(共同体性=中景=種)が行う情報発信はこの命題から逃れることはできない。ということはこの命題を無視した情報発信はなんの意味も持たないということ。
売るものさえあれば売れる
ホームページではものは売れないという。あたしはそうは思わない。売れないのは売れる「作品」がないからだろう。
このフレーズは公共工事の世界では顕著であって、公共工事の依存率が高くなれば成る程、建設業の情報発信はそのテンションを下げる。
建設業がすすんで情報発信をしない理由なんて簡単なのである。
売るもの(作品=商品)がないからだ。
世界で一番つまらない情報発信をしているのは、公共工事の発注者と受注者だと思うのは、公共工事の世界では「作品=自社の商品」のアピールと受注には直接の関係性がないからだ。
この問題を解決するのは困難なことであって、なぜなら公共工事は制度であるからだ。つまり「作品=自社の商品」のアピールと受注に関係性がないということは、市場の原理が働いていないということでしかなく、そこに価格競争を持ち込むこと自体が公共工事の困難を生み出しているのである。
この困難から脱出する方法は「作品=商品」をつくりだすことでしかなく、それをあたしは「私自身」といった。そして「私」は町内会(共同体性)にある。
Comments [2]
No.1ほっとあいずさん
はじめまして
建設関連の検索をしていて、こちらのブログに行きつきました!?
北海道はオホーツクで、サイト風ブログ(自称??)を創っている者です
建設業&モモ&浅草...ちょっと私の中の「言葉のイメージ」では繋がらない!?のですが、そこには神髄がある!と思い、コメントを書かせて頂きました
また、覗かせて頂きますので、宜しくお願い致します
ツ(^o^)シ
No.2ももちさん
>ほっとあいず さま
コメントありがとうございます。
今後とも宜しくお願いいたします。
オホーツクは此の処ご無沙汰ですね。
ちょっと行ってみたくなりましたが、さすがに呼んでくれないといけないのでした。w