鴨せいろ
鴨せいろ
撮影したカメラ SO905iCS with Orton風 by Picnik


午前6時45分起床、浅草ははれ。あたしの鴨蕎麦食べといえば、もっぱらひさご通りのつむぎである。

これを、どううまい?と聞かれても、あたしは蕎麦のいろはを知るわけもなく、うまいからうまいんだ、と応えるしかない。

山椒をそばの上にふって、鴨が煮込まれた汁につけると、なんとも言えない東京の下町の味がする。

あたしも51歳になり、家の回りの人間もすっかり歳をとり、浅草で80年も商売してきた浅草松屋も、2月いっぱいで、1階と3階だけを残して縮小となる。

変わるものは浅草の代名詞とはいえ、浅草松屋はすこし寂しいしおしい。

つむぎの鴨せいろは、いつまでもあって欲しいものだな。