午前7時起床、浅草は晴れ。夏が来れば思い出すのは、遙かな尾瀬とスパリゾートハワイアンズか。

目をそらしてみないふりをしていても、遙かないわき遠い空。ブーゲンビリアの花が咲いている、である。

あたしはその昔スパリゾートハワイアンズの近くに住んでいて、でもハワイアンズに行くことはまれであった。今なら夏の間はズーっと行っていたいのに、と思う。


ハワイアンズは今は食べ物もいい。ハワイの丼ぶり「ロコモコ」は、いつでも食いたいハワイのローカルフードだし、「スパムライス」なんていうのは(うちの近所じゃ)恥かしくてちょっと頼めやしないけれど、あー行って食べてみたいと思うのだ。

ロコモコW スパムライス
ロコモコW                     スパムライス

そうなんだ。ちょっと恥ずかしくて出来ないことを、ハワイアンズに入ると出来る(ような気がする)。

これは(リゾートには共通のことかも知れないけれど)、現代のアジールそのものなんだと思う。

アジールは、その空間に迷い込んだ(逃げ込んだ)人々の、自由の尊厳、差異の尊重、個性の重視、共同体との断絶を保証するために、結界を張らないといけない。

結界を張ることによって、人々の〈欲望〉の対象である、自由の尊厳、差異の尊重、個性の重視、共同体との断絶を保証する。

これは客商売の究極のかたちだとあたしは思っている。

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