午前8時15分起床。浅草ははれ。11月15日のランチは家人とラーメン青木亭へ。 この日は店の西隣でガス管の工事か、掘削作業が行われていて、店頭にはユンボ。その故(せい)か、午後2時に訪れたとき、客は私たち二人だけだった。
黒塩
私は新規開拓精神で「黒塩」を頼む。何が黒なのかはよく知らないが、確かにスープは黒い。この店の特徴である背脂チャッチャもなく、醤油に比べればかなりあっさり感が強い。麺は前回よりも若干軟らかめに感じた。
塩ラーメン
それはそれでうまいのだが、食べながら、塩ラーメンはつくづく難しいな、と思った。それは私たちに「あっさり」へのバイアスが働いている、ということだ。塩ラーメンは「あっさり」している、と誰もが思っている。
しかし私の基準では、「あっさり」は同じ塩味でもタンメンのものだ。タンメンは炒めた野菜と肉のうま味で食べる。それを生かすには「あっさり」でよいのである。
しかし私が好きな塩ラーメンであるススキノの信月の塩ラーメンや、新札幌の名水ラーメンといった北海道の塩ラーメンは、(北海道では「あっさり」と言われているけれども)私にすれば、ぜんぜん「あっさり」はしていないのだ。
スープの表面には脂層ができ、むしろくどい。私は、シンプルな塩ラーメンは、くどくてちょうど、なのではないかと思っている。
次回はただの塩ラーメンをつくってもらって、ちゃんと背脂をのせてもらおうか、と考えている、が、背脂はあわないだろうな。w たぶん別の脂が必要なのだ。
ラーメン青木亭 浅草 |