技術的に偶有性(誤配)を高める。

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午前7時起床。浅草はくもり。

取り急ぎ、必要最低限の機能だけでブログ(Movable Type)が構築できた。

明日からはこんな表示がここにされることとなる。

これには、FeedBurnerが提供しているバズ・ブーストという機能を使っている。FeedBurnerは、RSSリーダーへの登録を簡単にしてくれる無償のサービスで私のブログもそこに登録してみた。 

 → http://feeds.feedburner.jp/pinkhip

Webの世界は、二クラス・ルーマンの言葉を借りれば、「機能分化」がもの凄いスピードで進んでいるようなものだろうし近代化の回帰的早回し中と云ってもよいだろう。

様々なサービスがあり、夫々が自らの機能について自己言及をしている。各機能はその自己言及を深めることでユーザーとのコミュニケーションを図ろうとしている。

一方ユーザーは、様々な機能をマッシュアップ、ハイブリッドとして組み合わせ、自己表現――コミュニケーションの可能性をWeb上で模索している。

それらの機能は、(インフラではないという意味で)補完財に過ぎないかもしれないが、より多くのユーザーに使われることで、機能自体もコミュニケーション可能性が高まる。つまりネットワーク効果。なので多くの補完財的機能は無償で提供されている。

そこでは(間接的)ネットワーク外部性が期待されているはずだが、面白いのは、その間接的ネットワーク外部性のターゲットがWeb企業の場合よく見えないことだろう。Web2.0未満の会社は金融業でしかない。

かくいう私も、コミュニケーションの可能性を高めようとしている。今回のブログ化はそのような自己言及的なWeb2.0機能の技術的実装のようなもだと考えている。いってみればそれは、技術によるコミュニケーション可能性に、偶有性(誤配)を見ている、ということだ。

まあ、それで全てがうまくいくとは思ってはいない。なぜなら、コンテンツが急によくなるわけはないからね。なにしろ書いているのは相変わらずの私なのである。ただこのサイトでは、自己言及的に私の機能を語り続けてみようと思うわけだ。

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今日の矢板は晴。 さて、以前から「たまげた話」をブログに移そうと考えていました。 続きを読む

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このページは、momoが2006年6月 4日 09:28に書いたブログ記事です。

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