トラックバックスパムは憎みきれないロクデナシである。

午前7時起床。浅草は晴れ。

06111000.jpg最近、トラックバックスパム(迷惑トラックバック)をみるのを楽しみにしている。このサイトは、日本語を含まないトラックバックをはじくようにしているし、mt-tb.cgiは不定期にリネームしているので、迷惑トラックバックとして保留されているものは、一日10件程度しかない。

そしてそれが全くの迷惑なのか、といえばそうでもなく、例えばそれはマンションのポストに入るチラシのようなもので、読まないで捨ててもかまわないし、暇だったら読んでみてもいいような、つまりどうでもよいのである。

しかしこれは、全体としては(何らかの)機能は果たしているのだろうな、と思うのだ。この全体としてはちゃんと機能している、というのは、当方に届く迷惑トラックバックの多くは、殆どはアフィリエイト目的のサイトからなのであって、つまりページビューの増加には少なからず寄与している(のだろうな)ということだ――私も時々みにいくのだからね。(笑)

私もこのサイトでGoogle Adsenseをはじめて、約3ヶ月経過したけれども、広告をクリックされる確率というのは、日単位でみればかなりの上下幅がある。しかし月で均せば、それは毎月殆ど変わらなくなる――約1%なのであって、それは他のサイトでも同じようなものではないだろうか。

であれば、アフィリエイト収入を増やすのであれば、ページビューを増やすのが最も有効な方法だということになる。しかしコンテンツの内容や数で、それを果たすことは、途方もない労力(つまり自分自身というリソースの投下)が必要なのであって、それは、迷惑トラックバックを送ろうとするような方々にとっては、少しもおいしくないことだろう。

つまり、手っ取り早くそれ(ページビューの増加)を狙った、機械的に送られてくる迷惑トラックバックも減ることはないのだろうな(と思う)。

この小さな――他のPR媒体に比べてという意味で――マーケティング活動が、どの程度の成果を生んでいるのかは知る由もないのだが、そういうことを一生懸命にやっている人間というものは、やっぱり、憎みきれないロクデナシなである。