高遠そば
高遠そばは、福島に棲んでいた私にとっては珍しいものではないが、岩見沢の、手打ちそば きむらの高遠そばには驚かされた。 それはなによりもネギの存在であって、丸々1本がどんぶりに突き刺さって出てくるのである。
そのネギを箸代わりに食べてください、それでネギは薬味ですから、ぼりぼりとかじってください、といわれても、あなた……。
しかし食べてみれば、そばはうまく、ネギもそんなに辛くない。(ただ午後からの仕事もあったので私は半分ぐらいしか食べなかったけれども)。 そばは北海道で食べるそばとしては最上級のものだといってよいだろう。欲をいえば、大根おろしはもっと辛いものを使っていただければいうことがない。
手打ちそば きむら
手打ちそば きむらは、絶対にこんなところには蕎麦屋はないだろう、というところにある。店内は和風だがモダンなつくりであり、3トンの炭が床下に埋めてあるらしく、店内の空気は恐ろしいぐらいに澄んでいる。そしてこのそばである。食後には抹茶は出てくるし、お茶の種類も微妙に変えたあったり、細かなところの心遣いがにくい。そんなものだから居心地がよすぎて、殆どの客は食後にゆっくりと時間を過ごすのである。せわしない江戸の蕎麦屋とはえらい違いである。
手打ちそばきむら [ うどん、そば、丼 ] -Yahoo!グルメ |
大内宿のソバみたいですね!!
例の長岡小嶋屋の店舗でへぎ蕎麦を食べると、テーブルの上に「浅葱」(あさつき)が丸のまま盛られて置かれています。
さすがに、長ネギのような迫力はありませんが。
最初何をするものか判らずにいましたが、これは汁につけて囓ってくれというものでした。
>ドボンさん
>うどん星人二合さん
これは会津のねぎそばの模倣だということなのですが、たしかに大内宿にはあるのですね。
http://www.aizu-zensyu.com/aizuzensyu/2002-3/02aki-02.html
しかし福島に居た私でもこれは非日常なのですよ。(笑)
箸かわりに...という処は、まさに会津のねぎそばですね。
何か地域的な繋がり(地形的な繋がり)がなく、突然、あるところに同じものが出現する事(偶有性)をみると、無性に気になって仕方有りません。
某SSNのHさんの日記に京都の「おめん」にいった話をみましたが、「おめん」も実は群馬名物のうどん「御麺」が由来のようです。