続・三丁目の夕日万年筆『ALWAYS』。(ラピタ限定ミニ万年筆第3弾)
LUMIX DMC-FZ8 +Orton風 by Picnik
嵐を呼ぶ男さんのブログでラピタの付録にミニ万年筆がついていることを知って、19日に二冊(二本?)程購入してきた。
今回のコンセプトは、「ALWAYS 続・三丁目の夕日」のポスターからのインスピレーションとのことだが、今までの『檸檬』や『赤と黒』に比べると「安易な発想」という感じがしないでもない。
映画のポスターの配色だという、オレンジ、ゴールド、ブルーの3色の組み合わせは上品さと質感に欠ける。ブルーとオレンジは写真でみるよりもずっと深みがあるが、その配色は、(私の)許せる範囲の境界上、というところにあるのであって、いいかなと思えば/やっぱりだめだなと思ったりする。まあ、ラピタの付録でなければ、絶対に買わない、と言えばわかってもらるだろうか。
大きさは『檸檬』(下の写真左)よりも一回り以上小さいが、私が普段使いしているミニ万年筆であるパイロットカスタム98(写真右)よりも重い。その小ささと重さは手指にしっとりとくる(馴染む)感じで使いにくくはないだろう。
左から 檸檬、ALWAYS、パイロットカスタム98
LUMIX DMC-FZ8 +Orton風 by Picnik
ラピタの付録万年筆は『檸檬』と『赤と黒』も所有はしているが(今は)使っていない。ドルチェビータ・ミニとパイロットカスタム98(極細)を普段遣いにしお蔵入りなのである。たぶん「ALWAYS」もお蔵入りだろう。明日になればその存在さえ忘れてしまうかもしれない。しかしそれは購入する前からわかっていたことなのだ。
デルタやパイロットを使っていれば雑誌の付録の万年筆など出番はないのである。しかしそれがわかっていても私はそれを購入してしまう。私の欲望の対象は高級万年筆ではなく、ましてや万年筆でもなく、雑誌の付録の万年筆なのである。
それは、[チロルチョコの大人買い-対象に近づきすぎて欠如そのものを失ってしまいそうな危険が不安を引き起こす私の中の子供。]なのだろうな、と思う。やっぱし。(笑)
なぜなら〈対象a〉とは、まさにその歪曲の、つまり、欲望によっていわゆる「客観的現実」の中へと導入された混乱と錯綜の剰余の、具現化・物質化以上の何物でもないのである。〈対象a〉は客観的には無である。だがそれは、ある角度から見ると「何か」の形をとってあらわれる。(スラヴォイ・ジジェク:『斜めから見る』:p35)
私の象徴界にぽっかりと開いた穴は埋まることはないのだろうな。困ったもんだ、と困ったふりはするけれども、本当は困っちゃいない。(笑)
Comments [5]
No.1嵐を呼ぶ男さん
>私の欲望の対象は高級万年筆ではなく、ましてや万年筆でも>なく、雑誌の付録の万年筆なのである。
まさしくその通りです(笑)
DIMEのハンカチタオルもお勧めでーす。
No.2momoさん
>嵐を呼ぶ男さん
>DIMEのハンカチタオルもお勧めでーす。
はい、ぬかりはございませぬ。(笑)
No.3まさたろうさん
高級万年筆と呼ばれるモノが使ってみたいです。(笑)
No.4まさたろうさん
あれ、文字化けしちゃいました。済みませんm(__)m
No.5kemukemuさん
こんにちは。
私も「続 三丁目の夕日」を見てきました。
いい映画でした。
よかったら、寄ってみてください。
http://blogs.yahoo.co.jp/kemukemu23611