毛ガニの手巻き寿司
毛蟹の手巻き寿司


午前6時55分起床。浅草は曇り。

岩見沢建設協会さん(リンク先はただいま工事中です)から毛蟹をいただいたので昨晩はそれを手巻き寿司にしていただいた。それは昨年と同じつくりかたであって進歩がないと言えばないのだが、この料理でいちばん大切なことは、毛蟹はばらして身とミソを混ぜ合わせてしまうことであって、それは変えようとしても変えることのできない「変わらないモノ」(コア・コンピタンス)なのであるから変わらなくて当然なのである。

毛蟹 毛がにの身とミソのハイブリッド
変身前                   変身後
毛蟹はばらして身も心(みそ)も一緒にしてしまう。 

この身も心も一緒にしてしまうという創造は、ススキノの寿司屋「すし処ふじ田」のお通しで覚えたものだが、今やうちの毛蟹の食い方のデフォルトとなっている。この混沌(カオス)に勝る北の大地のハイブリッドはないだろう。これさえできてしまえば、あとは海苔に酢飯をのせて大葉と貝割れ大根を添えてクルリと巻いてパクリと食べる。

毛蟹の巻き寿司
毛蟹の巻き寿司

昨年はマヨネーズを使ったものもつくったが今年はきわめてシンプルなままで全部たべてしまった。毛蟹は味付けしない方がうまいと思うようになった。海苔は四分の一の大きさだし酢飯は少なめ、具の量も少なくし一口で食えるようにつくる。私は太巻き以外はでかい寿司は嫌いなのだ。よくTVに出てくるおにぎりのような寿司ややたらとでかいネタの寿司を見ると虫唾が走る。そんなもので喜んでいるやつをみると馬鹿かと思う。年寄りになったせいかね。w