桃知商店よりのお知らせ

五目あんかけパスタでランチ。(ホテルサンプラザ レストラン サンバレー:岩見沢市)

五目あんかけパスタ
五目あんかけパスタ 950円


午前6時45分起床。浅草は晴れ。寒いのは寒いのだけれども、これを寒いといったら昨日まで居た北海道の皆さんに申し訳ないなと思うが、ガスヒーターを焚いても部屋の温度の上がり具合は一月前に比べたらぜんぜんよろしくないわけで、やはり寒いのである。

さて、1月23日は岩見沢駅到着後、真っ直ぐ定宿であるホテルサンプラザへタクシーで。到着後チェックインすることもなく昼餉(ランチ)のためにホテル内のレストランへ向かった。

夏場と違って雪の岩見沢である。夏靴しか持っていないあたしが街中を食を求めて歩きまわるのは少々危険を伴う。ここで怪我でもして翌日の仕事に支障があってはいけないな、などとしょうもないプロ根性が働いた結果なのであった。

さて何を喰おうかなとメニューを眺めれば、「五目あんかけパスタ」なる奇異なメニューがあった。ふつう「五目あんかけ」とくれば、ヤキソバとか飯なのだけれども、いきなり「パスタ」なのである。

それは尋常ではないのであって、尋常でないものに対して脊髄反射的に突き進んでしまうのは、やっぱりあたしは狩猟型の人間だからであって、えてして男というのは狩猟型であり、だから男の失敗は金と女なんだわねと。

男には、女に対してふたつの型がある。
狩猟型と農夫型である。狩猟型は女色家といっていい。
たえず、未知なるものにあこがれ、獲物を一つ獲ては、
(さらに他に大きなものが)
と思い、あこがれ、冒険心をかきたて、ふたたび山に分け入ってゆき、つぎつぎとあくことを知らない。女好きというのは、決して道徳感覚が欠如しているということではない。普通以上に、未知へのあこがれがつよく、冒険的行動欲がさかんだというだけのことである。(司馬遼太郎:『巧妙が辻 三』)

それはさておき、この「五目あんかけパスタ」は予想を超えてヘンである。なんでジュウジュウと音を立てて熱い鉄板で出てこなきゃいけないのよ、すっかり焼きパスタなのである。そして五目あんかけはグツグツと地獄谷の様相なわけで、その既成概念のぶち壊し具合に脳みそは大喜びなのだ。そして何よりも自家製のパスタが大成功なのである。

五目あんかけパスタのパスタ
五目あんかけパスタのパスタ

太目のビロビロパスタは口当たりも歯ごたえもよろしい。鉄板でついた焦げ目がまたいい。そして中華風の五目あんかけのうまさはこの店のコア・コンピタンスのようなもので、これは「うまい!」とあたしは大推薦してしまうのである。

ホテルサンプラザ
岩見沢市4条東1丁目
0126-23-7788

Comments [2]

No.1

こんにちは。やっとこさ酒がおいしく感じるまでに回復した鉄蔵でございます。

以前10年ほど旭川に住んでいたんですがこの間マイナス34.6度になっていて驚きました。私の経験はマイナス28度。その時は午前中学校休みなのでその気温を(文字通り)
肌で感じることはありませんでした。
しかし、慣れというものは怖く今の浅草十分寒い!
これから昼餉に行きますが観音裏までいく根性はなく雷門あたりで食べるのでしょう。

「慣れ」ということでいくと、山内一豊は当時の武将としては変人で正妻以外取らなかったと「巧妙が辻」には書いてありますが「冒険」のアドレナリンより「慣れ」という心地よさを好んだように受け取れます。「世継ぎ」の生産という戦国時代的meme は彼には受け継がれなかったんですね(笑)

No.2

鉄蔵さん、お元気になられたようでなによりです。

山内一豊は「農耕型」だったんでしょうね。

「十年一日のごとくわが畑をたがやし、くわ先にあたるその土のきめ、においになじみきり、その定着的生活になんのうたがいも示さぬばかりか、もし土地を変えて他村へ移れといわれれば目の色をかえていやがる。」

でございますが、こういう男も居る、司馬遼太郎は書いていましたよね。

あたしも本当は農耕型じゃないのかと思ってきたのですが、なにをどう間違えたのか、今までの人生を考えると、やっぱり狩猟型なんですわ。(笑)

新年会が終わりましたら、またうまいものを食いにいきましょう。

このページの上部へ

プロフィール

桃知利男のプロフィール

サイト内検索

Powered by Movable Type 5.2.13