まえ田(前田食堂)のたんめん 700円 まえ田(前田食堂)のやきめし 750円
まえ田
午前6時45分起床。浅草は雨。雨の中の一仕事、郵便物を投函に出かけてきた。一昨日、最後の金龍の舞は午後3時からだったので、遅めの昼餉(ランチ)は、2丁目(奥山おまいりまち)の前田食堂(まえ田)で、たんめんとやきめしを食べた。木馬館の向かいの店だ。
まえ田は、前田食堂と呼んだ方がぜったいにいい店で、浅草的になんでもある、浅草的にないものはない店である。(たぶん)。
あたしはここのたんめんが好きで、今なら山口家の次ぐらい、菜苑と同じぐらいには好きなのである。まえ田のある通りは浅草ウインズに近いので、土日の昼時は観光客や馬好きでやかましい。なので、あたしは敬遠しているけれど、浅草寺には抜群に近いのであって、一昨日は迷わずまえ田を選んだ。
ウィークデイの午後2時である。それも特異日的に人手の少ない3月中旬である。余所の人も大事にしているけれど、地元の人が飯がくえる時間と場があることも、浅草の店なのである。
テーマパーク化
まえ田のある通りは、奥山おまいりまちと名乗っているが、つまりは五重塔通り(浅草寺と六区を結んでいる)の浅草寺寄りである。この商店街は台東区との景観協定もあって、ちょこっとテーマパークしている。あたしの住んでる千束通り商店街も、同じく台東区の景観協定の対象なんだけれども、たぶんテーマパークなんだろう。テーマはなんだかわからないけれど。
おなじテーマパークなら、千葉にあるのに東京ねずみの王国の、どんな飯よりも浅草はうまいと(あたしは)思う。あたしは東京ねずみの王国は、目の正月であり、嫌いではないけれども、くいものの不味さはいただけない。
浅草のテーマパーク性を揶揄するむきもあるけれど、揶揄されて結構、浅草は確信犯なのである。浅草は世界一くいもののうまいテーマパークなのである。それも生活と見世物の区別がつかないべらぼうさをもって。
食事処 まえ田 (定食・食堂 / 浅草) |