十日町小嶋屋総本店のへぎそば
4月27日は、浅草寺の泣き相撲を横目で見、昼餉(ランチ)は、松屋浅草の大新潟物産展で、十日町小嶋屋総本店のへぎそばを食べる。
今回は松屋浅草オリジナルの「大粒なめこときのこのつけ汁」(写真右:1260円)なるものがあった。
曰く、《魚沼産大粒なめこに舞茸に栃尾油揚げや鶏肉・・・。暖かな具だくさんのつけ汁で召し上がれ。》なのであって、期待もふくらむじゃないの、とそれを頼んでみた。
丁度昼時で、当たり前のように爺と婆で混雑していたので、しばらく待って席に着き、またしばらく待っていたら、へぎそばだけが出てきた。
「つけ汁は少々お待ちください」とのこと。まぁ蕎麦は半分ぐらい残しておけばイーか、と早速へぎそばをフツーのたれで手繰れば、さすがにいうまい。しかし肝心のなめこときのこのつけ汁がいくら待てども出てこないのである。
「たぶん、今つくっているのか、つくったものの失敗したかもね」などと勘ぐれば案の定、「すいません、つけ汁ができません」と店員が謝りにきた。なんだぁ、なのである。のぼりつめる前に萎えてしまうとは……が、しょうがない。残りのへぎそばもフツー食べる。お詫びのしるしに蕎麦饅頭がでた。フンコロガシが作る丸い玉のような姿がなぜか笑える。
そして、几帳面に計算された差額が戻ってきた。5千円札1枚しかもってこなかったあたしは、それ幸いに羽入の笹団子を買うことにしたのだった。