会田誠 滝の絵(制作中)部分
会田誠 滝の絵(制作中)部分


会田誠 Tha Ash Color Mountain(部分拡大エスキース)
会田誠 The Ash Color Mountain(部分拡大エスキース)

会田誠の正体

滝で戯れるスクール水着の少女を描き
サラリーマンの死体からなる山を描き
ニューヨークを空爆するゼロ戦を描き
日本に潜伏中のビン・ラディンに扮する会田誠とはいったい何者か?月刊『美術手帖』創刊60周年記念 リニューアル新装刊!から抜粋)

午前6時起床。浅草は晴れ。今日は岩手県建設業協会広報IT委員会出席のため盛岡出張。さて今朝はまたしても会田誠さんのはなし。

会田さんの作品を見ると、あたしは「あたし」を感じてしまう。もちろん、あたしはこんな立派な絵は描けないけれど、たぶん、あたしが画家になっていたら、同じようなことをしたのかもしれないな、と思ってしまうのだ。もちろんそれはありえないことだけれども。

つまり「あたし」とは、正確には「かもしれない、あたし、でも絶対にありえない」なのである。けれど「かもしれない」の機能こそがシンパシーの源なのであって、だから、いつもこの人の作品をみると、「他人事でなさ」を感じてしまうのだわ。(たぶん)

美術手帖 2008年 05月号

美術手帖 2008年 05月号 [雑誌]

2008年5月1日
美術出版社
1714円+税


けれど美術手帳を読んで思うのは、(これはあたしだけかもしれないが)、美術って活字にすると、とたんにつまらなくなるな、ということだなぁ。