午前7時40分起床。浅草はくもり。昨晩は一日早めの土用の丑の日にすることに(勝手に)して、浅草5丁目のうなぎ鈴音にでかけて、うな重を食べた。
このあたりは、まごうことなき千束であって、つまりは吉原である。鈴音のお客さんにもその関係者が多かったりするわけだが、その佇まいは庶民的であり、浅草寺回りのうなぎ屋とは違う。
しかし浅草に数あるうなぎ屋で、"庶民的なうなぎ"というタグ付けをするのなら、鈴音は、そのタグにおいて、浅草一うまい店だと(あたしは)思う。
それは焼き多さとタレの"甘さ"の絶妙さなのであって、中部をパトリとするあたしにはビンビンとくる"うなぎ"なのである。
江戸前のうなぎは上品すぎる。しかしその上品さに慣れてしまえば、江戸のうなぎもうまいし、あたしはぜんぜん嫌いでもない。
しかし鈴音のうなぎを食べたら、あたしの味覚のすべてはリセットされてしまうのである(つまり無意識層に戻る)。
焼き方は江戸風のふわふわだが焦げ目が多く、タレは江戸の中では甘い部類にはいるだろうが、その甘さが、絶妙にうまいのだ。この日は出来上がりまで肝焼きで一杯(1本200円)。これもいけてる。
鈴音
台東区浅草5丁目56-9
03-3874-7953
[浅草グルメマップ]
Comments [3]
No.1ちーさん
あ、わが家から歩いて○分です!
今日は、鈴音さん、外でも鰻売ってるよ~と早帰りの旦那から電話が。というわけで、わが家は今夜は鈴音の鰻であります。坊主たちも鰻は好きなんですよねぇ。
というか、坊主たちはタレつきご飯が好きなだけかも(笑)。
No.2てつさん
10何年ぶりに「丑の日」に鰻食べました。
このブログを見たせいです(笑)
神田「きくかわ」の大串鰻丼。
40分待たせるのが流儀のこのお店、「東京時間」ではなく「江戸時間」が流れていました。
隣の席から漂ううな重の匂いは拷問でしたが・・・。
No.3ももちさん
>ちーさん
あ、お近くなのですね。
鈴音はうまいですねぇ。とくにうちのかみさんが大絶賛しております。
>鉄蔵さん
今度、鈴音に行きましょう。
飲める店です。
酒肴(アテ)が充実しています。